• HOME
  • CONTACT
Posted on 2013/07/26 21:00
  • ライブレポート
  • TAGS: /

AFRO PSYCHEDELIA

「ハードコアの破壊的初期衝動とブラックミュージックの肉体的グルーブ、そしてレゲエに通じるREBEL精神を兼ね備え“トガったファンクネス”を全面に押し出した他に類をみないサウンドを生み出し、既存の価値観を壊し現体制に対し異を唱え、新しいモノを創りだすのが信念。」

うおお、凄い表現だ。これは名古屋を拠点に活動する、「ドス黒ファンクネス全開サイケデリア集団」(これも凄い表現だ)、アフロ・サイケデリアを評した言葉。フジロック初日の盛り上がりも最高潮に達した夜、苗場食堂のステージ上では、ボーカル&ベースのGoto、パーカションのShin、ギターのMr.Funky、ドラムのMittsunの四人によって真っ黒なグルーヴが出現した。

前夜祭から断続的に降り続く雨にも、お客さんのテンションは高い。ボーカル&ベースのGotoのしわがれ声と演奏はお腹の底にビリビリ響くようで、気持ちよさそうに踊るフジロッカーズ。ロック、ファンク、ヒップホップ、ハードコア。常にその時代の最先端にあったレーベル・ミュージックを大胆に融合して、唯一無二のグルーヴを生み出している。

ライヴ途中、雨でぬかるむ地面に足を取られながらも、ステージにアルコールを差し入れるお客さん。最高なライヴを前に、悪天候なんて知ったこっちゃないよ、と言わんばかりのお客さんのノリも痛快。苗場食堂を中心とするオアシスエリアを席巻するアフロ・サイケデリアの生み出すグルーヴが、これからの三日間の盛り上がりを深く、黒く祝福していたのだった。

SAME CATEGORY MORE

PAGE TOP