ビッグ・ウィリーに続く、パレスの「箱バン」にもっとも近いバンド
ジョー・ストラマーがこよなく愛したパレス・オブ・ワンダーに、これまたジョーが愛したクンビアのバンド、ヴェリー・ビー・ケアフル(以下VBC)が再び戻ってきた。
クンビアは身体の内側に訴えかけてくるような感覚がある。ウンチャカ、ウンチャカと響く独特なリズムは、ゆるくもあるが、じわじわと浸透してくるような熱を宿している。
ダブルベースが暖かい音色を発し、グィロやカウベルがアクセントを、ジャンベとアコーディオンが仕上げを施す。テントの中を埋め尽くしたオーディエンスは絶えず揺れながら、時折投げかけられる呼びかけに対して盛大な反応を返していく。
VBCは朝霧やフジへの出演を重ねて、すでにフジロッカーに(特にパレスの住民に)愛されている、と言ってもよいだろう。それは、ジョーの威光ではなく、成熟した実力派のバンドだということ、それがさらに酔っぱらいどもが集まるパレスの性質にフィットしているということに他ならない。
彼らのライヴを体験した後では、ビッグ・ウィリーに続いてパレスの「箱バン」として毎年出演してもらえないだろうか、などと思ってしまうのだ。
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