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Posted on 2013/07/27 02:00
  • ライブレポート
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DEATH GRIPS

苗場を震撼させるハードコア

今夜のレッドマーキーにて繰り広げられる深夜のパーティー、プラネット・グルーヴ の2発目にエクスペリメンタル・ヒップホップの雄、デス・グリップスが登場だ。

真っ暗なステージに、フロントマンのステファン・バーネットとドラマーのザック・ ヒルとDJの3名のメンバーが不気味に登場。ステファンもザックも上着を脱いで、 トレードマークといえる上半身裸の姿となる。照明はミニマルな構成で、 バックスクリーンが光背のように光り輝きメンバーの顔がよく見えない。それが何とも不気味さに拍車をかけている。

極めてシンプルなドラムセットを、ザックは人間業とは思えない速さと巧さでビート を刻む。そこにステファンの鬼気迫るMCと彼ならではの破壊力のあるパフォーマンス が絡んでくる。その迫力に完全に圧倒されてしまった。やはり、デス・グリップスはただ の生音を奏でるヒップホップ・バンドではない。タブーを臆さずに主張するリリック。 ヒップホップのライヴではおなじみのコール&レスポンスも皆無だ。次から次へと 矢継ぎ早に曲を奏でていく。

グループ結成初期のミックステープ『Exmilitary』、デビューアルバム『The Money Store』、そして最新作のセカンドアルバム『No Love Deep Web』からまんべんなくピ ックアップされたセットリストで、初見の人にも、コアなファンにも満足な内容だ ったのではないだろうか。

ラストの曲を終えると、全て出し切ったという感じでアンコールもなくさっさとステ ージを後にした。彼らの芯のとおった音、スタンスは真のハードコアと呼 ぶべきものだ。 まだライヴを観たことのない方は、是非体験して圧倒されて欲しい。

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