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Posted on 2013/07/27 02:50
  • ライブレポート
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DJ SHADOW

MUSIC LOVER

未来的すぎるDJプレイをしたために、プレイ中に強制終了させられてしまったニュースが話題となった、DJシャドウ。フジロックでも、その未来的すぎるDJプレイを目撃するためにたくさんのオーディエンスがレッドマーキーにつめかけている。DJシャドウもそのことは十分承知のようで、開口一番に「2013年の音楽を聴かせるよ!ニュー・ビート!」と言い放った。

レッドマーキーは毎年恒例という言い方が正しいかはわからないけれど、雨風をしのぐために逃げ込んでいるお客さんがたくさんいる。だが、そんなお客さんも驚くような、超絶スクラッチプレイがいきなり炸裂。「今日はラップトップは持ってきてないからね!」と現在の主流となったラップトップでのDJに真っ向から立ち向かったDJシャドウ。本当に音楽だけで勝負しているようで、VJはまったく凝ってなく、前夜祭で流されるようなフジロックのロゴが映されるごく普通のものだった。

「最先端の曲をかけるぜ!」とは言ったものの、未来的サウンドに対してオーディエンスのノリがいまいちだったからか、「何度も変な曲をかけてごめんね。でもクールでしょ?君たちが聴きたい曲は後でかけるから待っててね」と話す場面もあった。

「僕は最新のヒット曲はかけない。古い曲も新しい曲も大好きだ。俺がかっこいいと思った曲をだけをかける」なんて発言があった通り、ザ・ビートルズの“Come Together”のリミックスや最後には自身の曲である“I Gotta Rokk”や“Organ Donar”(後でかけると言っていたのはこれのこと)をスピンしてレッドマーキーを熱狂の渦に陥れていた。

イメージばかりが先行して、俗世間とは別のところで生きているアーティストという認識になっているけれど、子どものようにテーブル卓をいじりまわしている姿をみれば、そんなイメージは僕たちが勝手につくった幻想なんだということがよくわかる。

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