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Posted on 2013/07/27 14:33
  • ライブレポート
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KENJI JAMMER

ケンジのひとりジャム・セッション

昨夜のフィールド・オブ・ヘブンでのチャー〜ジャム・ナイト〜では、その圧倒的なギタープレイを披露してくれたケンジ・ジャマーこと鈴木賢司。元シンプリー・レッドのギタリストで、現在もミック・ハックネル(Mick Hucknall)のソロ・プロジェクトにも参加している彼は、ワールドワイドな活動をしているロンドン在住の日本人ギタリストだ。元クリームのジャック・ブルースとの共演をはじめ、UA、尾崎豊、有頂天、坂本龍一などなど、国内外のさまざまなアーティストと共演している、知る人ぞ知る世界的なサイケデリック・ギタリストだ。

今年から正式なステージとなったバスカー・ストップには、小雨の降る中、ちょうどお昼ご飯を食べながらケンジ・ジャマーの登場を待っているオーディエンスもいた。ほどなくすると、昨夜も活躍したテレキャスターとエレクトリック・シタール、それに数々のエフェクターとフット・ペダルがセッティングされているステージに、ケンジ・ジャマーが登場した。

彼のステージは「ひとりジャム・セッション」になっている。まずギターの低音でリズムを作り、それをサンプラーで繰り返し再生。次にフットペダルやエレクトリック・シタールの音を重ねることで、まるでバンドでジャム・セッションをやっているような音になる。演奏をしながら、次々と楽器を取りかえてゆくさまは、まるで子どもが積み木で遊んでいるようだった。

その「怪しい」風貌に反して、彼の(ギター以外の)演奏スタイルは、コミカルな一面がある。フット・ペダルを叩く時にはおどけて見せて、会場の笑いを誘っていた。また、2年ぶりの新アルバム販売・サイン会を告知する際に、彼はこう締めくくった。「勇気のある方は是非アルバムをどうぞ。アルバムを持っているだけでは法に触れません。」

最後はエレクトリック・シタールで「戦場のメリー・クリスマス」のメロディーを奏で、サイケデリックなギターソロを存分に披露した。不思議なSEを自ら流し、合唱してステージを降りるまで、全30分、3曲のセッションだった。

今日の22:30からはピラミッド・ガーデンで、ダチャンボのドラム/パーカッション、松本YAO善行とのコラボレーションが予定されている。ケンジ・ジャマーのギターに、YAOの操る民族楽器バラフォンを重ねるセッションにも期待大だ。

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