上から雷鳴、下は田んぼ
雨です。雷雨です。オレンジコートは雨が降ると田んぼ状態になります。入場ゲートから約1時間歩いてこのシチュエーションでライヴを観るというのは苦行に近いのだけど、それでもオレンジコートにはお客さんはけっこう集まっている。タバコブースのテントに入ってみている人も多いけど、オレンジコート全体でいえばごく一部。それだけベリー・ビー・ケアフルの音楽が人を引きつけるのだということの証明なのだ。
しかもお隣のフィールドオブヘブンでは前夜祭から注目を浴びているスキニー・レスターが演奏している。クンビアとアイリッシュミュージックではジャンルは違えど、フジロックのお客さんがカブりそうなバンドで、こちらもたくさんのお客さんを集めている(後半はスキニー・レスターに流れるお客さんが多かったかな)。
始まる前からメンバーがステージにいて、お客さんと「サッポロ?アサヒ?辛口」などとビール談義をしていた。来日も何度かしているので、「ありがとう」発音も滑らかになり、客席にカメラを向けて写真を撮ったりする。演奏中には雷鳴が轟く。こんなクレイジーな状況でもステージ前には踊るお客さんがたくさんいる。
全体としては明るく踊れる音楽だけれども、物悲しさを感じさせるアコーディオンの音色に官能的にうねウッドベースとパーカッションがグルーヴを作り出す。単純な作りで複雑な効果をもたらす。敷居が低いのによく聴くと不思議であるのが魅力なんだろう。昨日からいくつかのステージに出ているベリー・ビー・ケアフルは、このあと夜に苗場食堂にも出る。
MORE
-
ライブレポート
TAKKYU ISHINO
オーラス
Posted on 2013/07/29 05:25 -
ライブレポート
Jason Mayall, The Cumbia Kid
Posted on 2013/07/29 05:00 -
ライブレポート
紫ベビードール with JVC FORCE TYO
Posted on 2013/07/29 04:00 -
ライブレポート
SUGIURUMN
Posted on 2013/07/29 03:40 -
ライブレポート
Big Willie’s Burlesque presents Mambo Loco
Posted on 2013/07/29 03:30 -
ライブレポート
音の旅crew
名は体を表す、30分間の音の旅
Posted on 2013/07/29 03:30