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Posted on 2013/07/27 16:10
  • ライブレポート
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VERY BE CAREFUL

上から雷鳴、下は田んぼ

雨です。雷雨です。オレンジコートは雨が降ると田んぼ状態になります。入場ゲートから約1時間歩いてこのシチュエーションでライヴを観るというのは苦行に近いのだけど、それでもオレンジコートにはお客さんはけっこう集まっている。タバコブースのテントに入ってみている人も多いけど、オレンジコート全体でいえばごく一部。それだけベリー・ビー・ケアフルの音楽が人を引きつけるのだということの証明なのだ。

しかもお隣のフィールドオブヘブンでは前夜祭から注目を浴びているスキニー・レスターが演奏している。クンビアとアイリッシュミュージックではジャンルは違えど、フジロックのお客さんがカブりそうなバンドで、こちらもたくさんのお客さんを集めている(後半はスキニー・レスターに流れるお客さんが多かったかな)。

始まる前からメンバーがステージにいて、お客さんと「サッポロ?アサヒ?辛口」などとビール談義をしていた。来日も何度かしているので、「ありがとう」発音も滑らかになり、客席にカメラを向けて写真を撮ったりする。演奏中には雷鳴が轟く。こんなクレイジーな状況でもステージ前には踊るお客さんがたくさんいる。

全体としては明るく踊れる音楽だけれども、物悲しさを感じさせるアコーディオンの音色に官能的にうねウッドベースとパーカッションがグルーヴを作り出す。単純な作りで複雑な効果をもたらす。敷居が低いのによく聴くと不思議であるのが魅力なんだろう。昨日からいくつかのステージに出ているベリー・ビー・ケアフルは、このあと夜に苗場食堂にも出る。

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