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Posted on 2013/07/27 18:40
  • ライブレポート
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THE SOLAR BUDOKAN meets アトミック・カフェ インディーズ電力×シアターブルック

今を存分に楽しむために

先ほどまでの豪雨は少しだけ和らいで、小雨になってきた。17:30からジプシー・アヴァロンにてインディーズ電力とシアター・ブルックによるスペシャルコラボがはじまるのだ。どんなステージがはじまるのか興味津々な感じでステージ前がどんどん埋まっていった。

開演時刻となり、ローリング・ストーンズの名曲「Sympathy For The Devil(悪魔を憐れむ歌)」が流れ、クラウドの手拍子とともに、うつみようこ、佐藤タイジ、高野哲の3人組、インディーズ電力がステージに登場した。今回は(!?)インディーズ電力の社長、うつみようこの脱線トークはなく、清志郎の「デイドリーム・ビリーバー」でライヴが開幕した。この奏でられる名曲で清志郎を感じるだけで、途端に会場全体がピースフルな空気につつまれる。

佐藤タイジから「おととい、子供が産まれました!」と報告を受けたクラウドから「おめでとー!!」という暖かい歓声が飛んだ。その暖かいムードの中、インディーズ電力のオリジナル曲(通称シャカというそうだ)、高野哲のナンバー「オリジナル電力」を披露した。続いて、社長のうつみようこ作によるシャカNo.2、「MY ATOM LOVER」だ。うつみはしっとりと歌い上げ、会場のクラウドを魅了した。

ここで、佐藤タイジの紹介によりシアター・ブルックのメンバーがステージに登場した。いよいよ、これから待望のコラボがはじまる。まずは、インディーズ電力のシャカNo.3、ノリノリなナンバーの「レッツゴ—電力」が投下された。シアター・ブルックにより音の厚みがグッと増したことで、クラウドの反応に熱が帯びてきた。

今度は、シアター・ブルックの曲をインディーズ電力がコーラスでサポートするステージへ移行した。のっけから「まばたき」を披露し、クラウドは当然の拍手喝采状態に。タイジのギターソロは相変わらず冴えわたっている。そして、本日ラストとまだリリースされていない新曲「もう一度世界を変えるのさ」を奏ではじめた。メロウなギターがゆっくりと鳴り響き、時間が止まったかのような感覚におちいる気持ちのいい曲だ。間奏部のハードロックなパートも最高にかっこいい。
そこでラストと思いきや、「後4分あります!」とステージスタッフに伝えられ、名曲「ドレッドライダー」を急きょ演奏した。みんなで楽しく飛び跳ね、ピースサインを空にかかげてステージを締めくくった。

上述のとおり楽しすぎるライヴだったが、佐藤タイジの、その他メンバーのメッセージはちゃんと受け止めないといけない。東日本大震災の復興支援を機に創設され、エネルギー選択の自由を推進することがインディーズ電力の神髄だ。ライヴ後に今年の9月21日から22日にかけて中津川で開催される、太陽光発電100%で運営されるロックフェス『THE SOLAR BUDOKAN NAKATSUGAWA 2013』のビラを配っていた。フジロックはただの音楽フェスではない。かけがえのない自然や地球についてあらためて考える場でもあるのだ。アヴァロンでは連日、さまざまなテーマのトークショー(NGOヴィレッジ トーク)が開催されている。最終日の明日は、一度足を運んでみてはいかがだろうか。

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