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Posted on 2013/07/27 22:50
  • ライブレポート
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BOYS NOIZE(LIVE)

パンクエネルギー顕在のoioi小僧

最近ではエレクトロというより、EDM(Electronic Dance Music)アーティストとしてカテゴライズされることが多くなってきた気がする、ドイツのoioi小僧(と言っても、もういい大人の方なんですがね)、ボーイズ・ノイズ。フジロックの前日25日にスクリレックスと一夜限りのコラボナイトで、観客をビシビシ躍らせてきた。

この日のヘッドライナーはビョークとあって大勢の観客がグリーンステージに集まっていた。微妙にタイムテーブルが被っていたボーイズ・ノイズだが、フタを開ければなんとまあ大勢の観客に迎えられていた。
まあ、欲張りさんは、カール・ハイド→ビョーク→ボーイズ・ノイズ→フィード・ミーのフルコースを楽しんだのかもしれないが。
最初、暗闇で光る赤い目のそれを見たときはクラフトワークの”Trans europe express”をモチーフにしたのかと思ったが、インパクト大な巨大ドクロに乗って登場したボーイズ・ノイズ。トレードマークのキャップは今日も一緒。
相変わらず狂ったセットで、観客はその尖ったサウンドで骨の髄まで踊りつくされる。ボーイズ・ノイズのダンサブルさは、他のEDMと違ってハッピーゴーラッキーラッキー♪的アゲアゲじゃなくて、全てをぶっ壊すバイオレントさ、アグレッシブさにまみれている。
スヌープ・ドッグが参加した話題の3rdアルバムの「Out of the black」でメロディラインが強調されていると思いきや、破壊力は今まで以上で、この男、見た目は細く、実は結構な美形なんだけど、脳みそのどこかがマッチョな筋肉でできているらしい。
ライブでおなじみのEcstasy One for me♪と繰り替えす〝XTC”で観客を爆発する大団円を迎えると、もうこのまま朝まで踊っていたい!と名残惜しい気持ちにさせる。
ボーイズ・ノイズには一貫したパンク精神を感じる。活動初期から今でもそのエネルギーは変わらない。どこかにアンダーグラウンドな空気も感じるのも、他のキレイなEDMにはない魅力だ。深夜のレッド・マーキーでボーイズ・ノイズ監修のパンキッシュ・エレクトロナイトをやってくれないかなあ。ミスター・オイゾ、ジャスティス、それこそ朝、いや昼間で踊り続けるぞ。

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