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Posted on 2013/07/28 04:00
  • ライブレポート
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JULIO BASHMORE

巧みな曲つなぎ

ビョークやナイン・インチ・ネイルズでみんなはそれどころじゃなかったと思うけれど、フジロックの第一弾アーティスト発表に名前を連ねていたジュリオ・バッシュモア。イギリスのブリストルを拠点に活動をする音楽プロデューサー兼DJである。去年、深夜のレッドマーキーに出演をしたBUSY Pのように、知っている人にとってはカリスマ的な存在である。

本日はビョークが出演しただけあって、昨日よりもオアシスエリアやワールドレストランのあたりはたくさんの人でごった返している。もちろん、それは深夜のレッドマーキーも同様。だが、ひとつだけ違うのは、レッドマーキーは雨や寒さをしのぐために利用している人が毎年いること。フェスティバルという、人の自主性を重んじる場所において、これは必要悪なのかもしれないけれど、今日に限ってはあまりにもイスが多かった。なので、PA後ろはダンスエリアではなく睡眠エリアになっていたし、アーティストの出演時間が下がるにつれて、みているこっちが心配になるお客さんもちらほら。

かたや、PAとり前方のエリアでは疲れをしらないパーティ・ピープルが思い思いにダンスをしている。この時間になっても、Princeの“Erotic City”で岡村ちゃんこと岡村靖幸を彷彿とさせるキレッキレの踊りをする外国人とか、最前列の柵によりかかってDam Funkの“When I’m With U I Think Of Her”を聴きながらヘッドバンギングしている人とかもいた。

ジュリオ・バトモアは曲と曲のつなぎがとても巧く、何気ないタイミングで“Battle For Middle You”や“Duccy”といった自分の曲をサラリとスピンする。さっきまで、他の人の曲をかけていたのに、いつのまにか彼の曲を聴いている。そして、知らないうちに踊っている。そんな感じだ。終始、心地よく踊れる曲をかけてくれたので、彼の持ち時間である1時間があっというまに過ぎていった。

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