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Posted on 2013/07/28 15:00
  • ライブレポート
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アトミック・カフェ 難波章浩(Hi-STANDARD,NAMBA69)

難波章浩、アコギで歌う!

アコースティックギターを抱え、ちょっと照れくさそうに笑いながら、ジプシー・アバロンのステージに登場した難波章浩。「みなさん、フジロック楽しんでますか?俺は最高に楽しんでますよ!昨日は雨の中、超踊ってくれてありがとう。みんなの笑顔が忘れられないよ」とNAMBA69のステージについて語る。「でも、難波っていつもピョンピョン、ガーガーやってる人って思ってるかもしれないけど、今日は静かな、アコースティックな難ちゃんとお付き合いください」とおもむろに弾きはじめたのは、ハイスタの“brand new sunset”!途端にアバロンのフィールドいっぱいに集まった観客から温かい拍手と歓声があがる。アバロンが大興奮に包まれる中、歌い終えた難波も「あれ?いいんじゃない?いい感じじゃない?」と楽しそうに笑っている。

ハイスタが活動中止になった後、沖縄でギターを弾きはじめたという難波。「ベースひとりでソロだったら、はなわさんみたいになっちゃうし、奥田民生さんみたいにやってみようかなって。拙いギターですが聴いてください」と、“Starry Night”を演奏する。ちょっとギターのコードが怪しい時もあったけど、難波章浩が歌ってるんだ、伝わらないはずがない。アバロンからはもちろん、大歓声が巻き起こる。

福島原発事故以降、積極的に復興支援活動を行いながら反原発を訴えてきた難波。ここジプシー・アバロンでも脱原発を語り、集まった大勢の観客に自分の思いを伝えていく。「怒りを込めて、でも冷静に、ジャック・ジョンソンみたいな感じでやってみたいと思います」と“LEVEL 7”、“STOP THE 54”を歌い、強いメッセージを響かせると、「みんなも心の中で歌って。声が出ちゃったら、一緒に歌ってください」と“dear my friend”を弾き語りする。すると観客の手が一斉に揺れて、壮大な一体感を呼び起こす。最初は低いトーンで歌っていた難波も、ついつい歌に熱が入ったのか「やっぱキーが上がっちゃうわ。何がジャック・ジョンソンだよ(笑)」と自嘲するほどの熱唱をみせる。

“WAITING FOR YOU”を歌い終えると、雨が本降りになってきた。慌ててレインウェアを着込む観客に「カッパ着ながら聴いてね」と歌ったのは、“Stay Gold”!レインウェアを着るのも忘れて、みんなステージ前方に駈け出し、大合唱だ。ライブハウスのように盛り上がる観客を見て、何度も何度も嬉しそうにガッツポーズした難波は、ついにステージからのダイブ!アバロンのステージとは思えないほどの全身全霊のパフォーマンスで、観客に熱い興奮をもたらしてくれた。

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