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Posted on 2013/07/28 19:20
  • ライブレポート
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TAHITI 80

きらめき続けるフレンチポップ

少しずつ日が落ち始めたフジロック最終日のレッド・マーキ。グリーン・ステージでは、満を持して登場したマムフォード・アンド・サンズが演奏している真っ最中、奥のステージでも大混雑いる状況に負けず、屋根がある位置にたどり着くのもひと苦労なほどの人、人、人。視界に入るステージはほんの数センチ、メンバーの様子がもう見えないレベルまでの人でぎっしりのなか、フランス発のポップバンド、タヒチ80が多くのオーディエンスの笑顔と歓声に迎えられた。

ステージには、大きなミラーボールが吊り下げられ、シンセサイザーの澄み切った音と、ピンクや赤、黄色の照明が照らされると、ダンスフロアへと変身した。いわゆるシンセサイザーなレーザービームのように一直線に放たれる音は、悪い意味ではなく2013年のジャストな音ではなく、80年代の香りがするポップソング達。曲の煌めきはいつになっても色褪せない。日本では初お披露目という新曲も、この夏という季節やシーンには欠かすことのできないダンサブルな曲で、新しいタヒチ80の1ページが追加された。

「みんなは次にやる曲が何か知ってるよね?」、そんな質問をオーディエンスに投げかけると、その答えはこのときを待っていたんだとはりきれんばかりの歓声に包まれた。「ファースト・アルバムの…そう、ハート・ビートだよ」と間を置かずに、緒なじみのあのイントロが流れると、レッド・マーキーに入れず、後ろまで詰めかけたファンが大歓声を上げ、大合唱となったのだった。

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