2年前のリヴェンジは果たした。そして次へ。
ライヴが始まる前の苗場食堂には、けっこう人が集まっていて、事前にチェックしている人か、元々のファンがいるのだなと思わせる。
入念なサウンドチェックのため10分くらい押して始まる。寄席のような出囃子が流れギターのKimとドラムスのmidiの2人が登場。男がギターで女がドラムスといえばホワイトストライプスだけど、ウーネリーズは、ホワイトストライプスと日本語ヒップホップの融合といってもいい。さらに、特徴づけるのはKimがその場で吹いたトランペット(小さいからコルネットかな)、その場で叫んだ言葉、その場で弾いたギターをサンプリングしてループを作り、それをいくつか重ねて音を厚くするのだ。
Kimが登場して「音楽は素晴らしい!」とマイクに向かっていったものをループさせ演奏を始める。「世界で一番騒がしい食堂にようこそ」とも。ドラムは攻撃的だし、ギターのリフは鋭い。ループと生ドラムで作られたグルーヴでお客さんたちを踊らせるうえに、音を聴きつけてどんどん人が集まってくる。苗場食堂の前はかなりの人だかりができていた。
ヒップホップとしてはかなりメッセージ色が強い歌詞で、お客さんをアジテートする。2011年にアヴァロンに出たときは機材トラブルが起きたようで、テンションが下がったとKimは語っていたけれども、今回の盛り上がりはバンドにとっても嬉しいものだろう。ステージ前のお客さんたちは拳を振り上げ手拍子が自然に発生して「俺達そういうのに慣れてないからもっとやって」と笑わせた。演奏が終わってもお客さんたちはすぐには引かずに、アンコールを求める熱心な声が上がる。残念ながら応えることはなかったけど、ここまでお客さんを熱狂させたことは次につながることだろう。
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