降りしきる大雨、でも心は晴れ!
今年のフジロックはちょっと晴れ間がみえていても数分後には豪雨…なんてことが多かったのだが、このときもフィールド・オブ・ヘブンからヘブンからオレンジコートを抜けようとしたとたん、激しい雨が…。オレンジコートからバスカー・ストップへ抜ける細道は泥沼化し、たどり着くにも一苦労といった状況だった。
バスカー・ストップへ着いた後も、雨は弱まるどころか勢いを増していた。このときバスカー・ストップで催されたのは、この日フィールド・オブ・ヘブンの一番手のステージを務めた光風&GREEN MASSIVEのボーカル、浜田光風の弾き語りでのステージだ。ステージ向かって左側のテント下で多くの人が雨宿りをしていたが、大雨にも負けずにステージ前で気持ち良く踊っているつわものも50名ほどいた。
バスカー・ストップのステージは高さがあまりなく、ステージ前に柵もない。アーティストと客の距離が非常に近いのだ。光風はアコースティックギターで緩やかなレゲエのリズムを刻みながら、歌でその距離をさらに縮めていった。
最後はなんと、雨がまだ強く降りしきるなか、ギターを片手に歌いながら観客のほうへ!もちろん、マイクはステージ上に残ったままなので、声は生声だ。お客さん同士も肩を組みながら「One Peace, One Nation」と歌った。目に見える天気は大雨でも、皆の心の中に眩しい太陽が見えた時間だった。
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