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Posted on 2013/07/29 00:30
  • ライブレポート
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THE HOT 8 BRASS BAND

今年のフジロックの締めはニューオリンズの熱いグルーヴとともに!

いよいよ今年のフジロックも終わりに近づいている。本日の苗場食堂のトリを務めるのは、連日あちこちの会場を大いに沸かせたザ・ホット 8 ブラス・バンドだ。バンドの念願だった初来日も大盛況の模様だ。

開演予定時刻になると、遠くからにぎやかな音が聞こえてきた。ホット8のメンバーが楽器を打ち鳴らしながら場内最大の飲食エリアのオアシスを行進している。オアシスを練り歩き、苗場食堂のステージへと到着した。メンバーはトランペット2名、トロンボーン2名、サックス、スーザフォン、ベースドラム、スネアドラムそれぞれ1名の計8名という布陣で、”Hot 8″と描かれた黄色いTシャツでそろえている。

ステージに到着する流れでスヌープ・ドッグのカバー「What’s My Name?(Rock With The Hot 8)」を披露し、客にサビをシンガロングさせるとともに、日本人に優しい簡単なコール&レスポンスであおりまくる。ニューオリンズのストリートで鍛え上げられているからだろう。客の盛り上げ方がハンパなく上手い。それに呼応して客の熱がどんどん上がっていく。各メンバーが巧みなソロパートを披露すれば、客から拍手喝采が巻き起こり、この小さなハコの周りがまるでマルディ・グラのようなお祭り状態と化す。

短いセットリストなので後1曲であっさりとステージを降りてしまったが、ハリケーン・カトリーナで大切なものを失った経験と、それに屈しなかった強さがこのバンドの根底に流れているからこそ、この熱く胸に迫ってくる突き抜けた明るい音が出せるのだろう。今年のフジロックの最後に最後に本当にいいライヴを観せてもらった。

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