G-FREAK FACTORY
WHITE STAGE 開幕戦!
快晴だ。うだるような暑さの中、ホワイト・ステージでのトップバッターであるG-FREAK FACTORYの出番を待つ。客数は驚くほど少ない。少しずつ増えているがそれでもガラガラという表現が一番近いだろう。それでもG-FREAK FACTORY目当ての客がいないわけではない。開始前に「G-FREAK FACTORYが出るステージはココであってますか?」と聞いてくる人もいたので安心した。間も無くボーカルである茂木以外のメンバーが登場。歓声があがる。ドラムのフィルにギターがリフをのせる。演奏が始まる。流石に音が鳴りだすと客が集まってくる。ボーカル茂木の登場で一気に観客が湧き出した。茂木が客を煽る。観客もそれに応える。ホワイト・ステージが始まったなという瞬間だった。
3曲目の開始時に茂木がコール&レスポンスを始める。客もそれに応える。客が盛り上げをみせたところで”日はまだ高く”が始まる。テンポの良いリズムに観客も楽しそうに踊り始める。曲中に茂木が「しゃがめ!」と言い、観客はしゃがみ込む。そして合図とともに観客が一斉に跳びはねた。観客が両手を挙げて踊る。バンドとのコミュニケーションがとれているのが目に見えてわかる。楽しい雰囲気が会場全体に伝播していく。間髪入れずに次の曲へ。楽しい流れは崩れない。
だがG-FREAK FACTORYの良いところはおそらくそれだけじゃないのであろう。茂木の詩にのせる思いは聴いていて心に刺さるものだった。”島生民”でその想いが溢れ出るかのようだった。演奏が止まった後も茂木はしゃがみ込みながら、強烈に、まくしたてるように、吐き出すように歌っていた。圧巻だった。茂木が拍手の中で次の曲が最後であることを伝える。曲は”EVEN”だ。ミドルテンポが心地良く踊れる。だが哀愁を感じさせる部分もあり観客の踊り方も肩を揺らしながら、音を体に染み込ませるかのようにゆったり踊っていた。最後に「ありがとう!」と言い残しステージを去って行った。観客もG-FREAK FACTORYに「ありがとう!」と返事をしていた。観客との一体感を感じられるとても良いライブだった。
posted on 2014.7.25 11:40
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