NGO ヴィレッジトーク 【みんなで考えるライフ&ライツ】
こちらもいよいよ最終日となったNGOヴィレッジトーク。3日目のテーマは「みんなで考えるライフ&ライツ」でした。ハーモニーフォーピース、アジア女性資料センター、ぱぱとままになるまえに、iPledgeの4団体が参加。アフリカはマリの支援とか女性差別問題とか「世界は決意でできている」(iPledgeさんの標語)とか、ちょっとテーマが壮大だし難しそう……と思うかもしれないですが(実際私もそう思ってました)、ステージに上がった各代表の方が繰り返しいっていたのは、単純に「まず知ってもらうこと」でした。例えば、問題提起や支援より先に、マリってどこにあるの、どんな国なの?から興味を持ってもらうために、楽器だったり染め物だったりを紹介しているとのこと。うん、これならとっつきやすそう。やっぱり、なんか楽しそう、なんか気になるという気持ちがないと「支援」までいかないですよね。
あと、自分が誰かを支援するだけでなく、自分も支援されていいということを知るのも大事だなと。今回はDVや妊娠&出産、将来が不安な若者などがテーマだったけれど、他にも「誰かに聞いて欲しい、聞いてみたい」ちょっとした悩みはたくさんあって、世の中にはそういうことを聞いてくれる団体がいろいろあるということをNGOヴィレッジから知ることができます。ステージでもいわれていた、フジロックに来て、知らなかったアーティストのライヴを観て好きになるのと同じ、という説明がすごく分かりやすい。フジロックきっかけでいろんな団体があることを知って、話ができる場所を見つけられるのは、すごく有意義なことだなと思いました。
この3日間のNGOトークを通して伝えられていたの、まず何かキーワード一個でもいいから、興味を持ったものを知ること、そしてそれを身近な人とシェアしてみることでした。別に具体的に何か大きな行動をおこさなくちゃ!世の中を変えなくちゃ!誰かを救わなくちゃ!と使命感にかられる必要もなくて、社会活動も音楽と一緒で「これこの間知ったんだけど良かったよ」と友だちにいったら、その子もそれが好きになって……というような、いい連鎖が広がっていけばOKなのかなと。そのきっかけになるのがNGOヴィレッジなのだ、と感じた3回のトークステージでした。
posted on 2014.7.27 11:00
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