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7/25 FRIORANGE COURT

TALCO

終わらないスカダンス!

先ほどまでの暑い日差しは無くなり大分過ごしやすくなってきた。少し曇っているものの肌寒いわけでもなく、とてもちょうどいい。

次のバンドはタルコだ。本日13時にカフェ・ド・パリに出演しているので彼らにとって本日2本目のライブだ。彼らはイタリア発のバンドで今現在が初来日中。ライブが観られるのは貴重だ。しかし気温も快適なオレンジコートなのに、どうも活気が無い。だが、というかやはりというかオープニングのSEが流れだすとぞろぞろとステージ最前列から放射状にスペースが埋まっていく。メンバーが登場するとさらに埋まるもまだ少ない。そこで1曲目”Punta Raisi”が始まった。するとどうだろう前方の客はスカダンスを踊り出す。ここで一気に後ろで観ていた人たちもドンドン前へ詰めていく。「俺にも踊らせろ!」と言わんばかりに人が増えていく。間髪入れずに次の曲へ。この流れを強めるため、途切れさせないために次から次へと曲を消化していく。ついにモッシュ&ダイブが見られるようになってきた。前半から飛ばしてるのはバンドなのか観客なのか、もはやわからない。そして4曲目”L’odore della morte”を投下。アクセルは全開のままだ。間奏の部分でボーカルのDEMAが客を煽る。「ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!」とリズムにのせて咆哮する。みるみるうちにバンドと客が繋がっていく。おそらく多くの観客はイタリア語がわからないだろう。しかし言葉がわからなくても安心して踊れるバンドと感じたのだろう。盛り上がりが止まらない。4曲終わったところで休憩。SEが流れ各メンバーが水を飲んだり、汗を拭う。しかしその時間もわずかだった。すぐに演奏をやり始め、観客もすぐにスカダンス。凄いバンドだ。

スキンヘッドのトランぺッターRIZIAはライブ中の盛り上げ方は見ていてとても気持ちの良いものだった。エモーショナルな動きで楽曲のキメに当たる部分を解りやすく、視覚的に伝えてくれる。トランペットをギターに見立てて掻きむしってみたりと豊富な動きで観客を楽しませた。ライブ中盤では観客を座らせて曲のテンポをあげてから跳ねさせるなど観客を楽しませようとする姿勢は素晴らしかった。その姿勢に対する観客の応えはサークルモッシュ。ライブ後半に何度か起きていた。演奏をするごとに観客と一体となっていく様は見ていて気持ちの良いものだった。

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