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7/27 SUNFIELD OF HEAVEN

THE SKATALITES

KING OF SKA、再び苗場に!

すっかり日も暮れたフィールド・オブ・ヘブンに足を踏み入れると、立って前方で開始を待つ人あり、座って体を休めながら待つ人、などかなりの人がスカタライツのライブがはじまるのを待っていた。きっとスカフレイムス~スカタライツ~東京スカパラダイスオーケストラまでヘブンに張り付き、なんて人も結構いたのではないだろうか。そしてセットチェンジ中のBGMも昔のスカと思われる曲を流していた。まさに、スカ三昧の3日目のフィールド・オブ・ヘブンだ。

ほぼ定刻にメンバーが登場した。観客に10からカウントダウンのコールをさせて「5,4,3,2,1 …Freedooom!! 」の掛け声と共に演奏が始まった。そこから序盤は緩やかなトーンのスカナンバーが演奏された。見てる人がそれぞれに縦に横に体を揺らしながら音を楽しんでいるようだ。前半の3分の1が終了したところでゲストの女性ヴォーカルが登場した。”Lollipop”のカヴァーなど計3曲を歌って下がっていった。

その後はボブ・マーリィの名前を出しレゲエタイム!との声が上がったあと一気にシフトチェンジした。それまで軽快なノリだったリズム隊の音の質が明らかに変わった。音数は少ないが1音毎の重さが全然違う。この変化が同列に語られることがあるスカとレゲエの違いを端的に表していたような気がする。このパートがあることには賛否があるかもしれないが、1時間半という長い演奏時間を考えるとこのパートが良いアクセントになっているように感じた。そしてこのレゲエタイムの締めとしてボブ・マーリィの曲が演奏されると大いに盛り上がった。

そしてスタンダードスカタイムに戻る最初のタイミングで、美空ひばりの”リンゴ追分”のカヴァーを披露した。モードチェンジの最初の一曲として日本の歌を持ってくるという選択は大正解だったと思う。そして予定時刻を10分ほど残したところで演奏が終了した。これはアンコールがあるのでは?と観客がアンコールを求めると間もなくMCが一人登場し、スカタライツが今年で結成50週年であることを説明し、そしてメンバー紹介をしながら一人一人をステージに呼び寄せた。そして、さらにスカタライツの前に演奏したスカフレイムスのメンバーも呼び寄せて最後の曲を演奏した。フェスならではの豪華なセッションとなった。とても幸せな一時だった。

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