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FUJIROCK EXPRESS 2018

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LIVE REPORTRED MARQUEE7/28 SAT

MORE THE MAN

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© Photo by MASAHIRO SAITO© Text by 三浦孝文

Posted on 2018.7.28 17:14

クールな漢たちによるホットなスカ

フジロック2018、2日目!朝、パラパラと雨が降ったりしていたが、今は晴れ渡っている。ここ、レッドマーキーはこれからここで繰り広げられるであろうスカ天国で踊り倒す気満々のオーディエンスの熱気でムンムンだ。

ルイス・キャパルディの次にここに登場するのは、 元東京スカパラダイスオーケストラの冷牟田竜之が結成したスカバンドのモア・ザ・マンだ。このバンドには前進のザ・マンというバンドがあり、2016年に活動休止すると聞いた時はガッカリしたものだが、すぐにモア・ザ・マン始動の知らせを聞いて安堵したのを覚えている。しかもザ・スペシャルズを思わせるそのネーミングにニヤリとしたのは私だけではないだろう。

Fanfare Ciocarliaの‟007(James Bond Theme)”が会場に鳴り響くと、白で統一したキメた装いのメンバーが一斉に姿を見せた。フロアに集った全員で手を叩いて迎え入れる。何の前触れもなく、ザ・マン時代のGood Gravyでゆったりとステージをキックオフ。暑い日に聴くのにもってこいはゆるーいバックビートとホーンセクション4組のセクシーなフレーズが絡み心地よい。

ギターのトロピカルなカッティングに乗ってハンドクラップが心地よく響き渡ると、誰もが知るザ・チャンプスの‟Tequila”だ。元晴がステージ前方に出てきて豪快にサックスをブロウし、冷牟田が「Oi! Oi! テキーラ!」とキマりすぎのアジテートでガンガンにフロアの熱を上げていく。続いて披露したのは、ステージのバックにも映し出されている新EP『Eyes Wide Shut Part.1』からのトラック‟Attack of Flame”だ。オーセンティックなスカビートに歓喜し、フロアのそこかしこにスカダンスの嵐が巻き起こる!メンバーが次々と繰り出すソロに観客の反応もどんどんと前のめりになっていく。そのまま‟High Roller”になだれ込み、「Oi! Oi!」アジテートで更にフロアを加熱。エキスプレスでの過去の記事(ドーベルマンザ・マン)で何度も書いたが、やっぱりスカとフジロックはベストマッチなのだ!フジロックてのは年1回、踊り倒して、何もかも笑い飛ばして、生きてるってのを感じる場所だろ?スカはそれにストレートに応えてくれる音楽だ。

冷牟田が「皆さん、フジロックへようこそー!今日も爆発しよう!」とフロアで踊る腕白な少年少女へ向けた‟Hey Boy Hey Girl”でロッキンなスカを投下。この後、ホーンセクションのメンバーが一旦はけ、キーボードが軽快なタッチで、テレビドラマ「傷だらけの天使」のサントラ‟天使の享楽”をまったりと奏でてしばしの小休止。リズムセクションがぶっとくビートを刻みはじまった、‟Charles Bukowsky”。ドイツ生まれでアメリカ育ちのパンクな作家・詩人にインスパイアされた曲だ。元晴がいなたくサックスを吹き上げ、昭和の男臭さ漂ういぶし銀のナンバーに会場が酔いしれる。年配の夫婦と思われる二人が目を閉じて音を感じ入っている。何かを思い出しているのかもしれないし、ただ、今目の前で鳴っている音を楽しんでいるだけかもしれない。ライヴという今この瞬間は生きることそのもの。過去と未来につながっているのだ。

冷牟田とWataruがステージに戻り、疾走スカコアチューンの‟Smash”でフロアを瞬間沸騰させる。モア・ザ・マンの魂が乗り移ったかのような有無言わせない凄い音圧、音量で迫ってくる。ここで、黒のスーツでビシッときめた、冷牟田お気に入りのイエロー・スタッズのフロントマン、野村太一が登場して‟さえずり”をワイルドに歌い上げる。ステージ前方に出てきて、カリスマ然とした超絶シャウトをかまし、フロアを更に沸かせた。

‟Ghost Dog”でまだまだスカ天国が続くと思いきや、今度は‟Body Heat”で会場をガンガンにファンクする。ラストは悪ガキなロッケンローリフが超絶かっこいい‟Reaper”で渾身の音を叩きつけ、ロック野郎どもの尻を蹴り上げて約50分のステージを締めくくった。終演後に「あ~、スカッとした!」とジョークのようなことを飛ばしているオーディエンスがいたが、まったくもって同感だ!

[写真:全10枚]

#TAGS : 7/28 SATRED MARQUEE

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