LIVE REPORT - RED MARQUEE 7/25 THU (EVE)
前夜祭まとめ
日本一楽しい場所!
「ここは今、日本で一番楽しいところだ」とDJ MAMEZUKAがKILLERSの“Mr. Brightside”をかけていたとき、フロアは大合唱で盛り上がり、ビシビシと感じたのだった。この幸福感はミッシェルガン・エレファントの“世界の終わり”をかけていたところまで続いた。
そして、フジロック注目のUSが登場。ソリッドなロックンロールを繰り出したところで、フロアはさらに引き込まれた。ほとんどの人が初見なのにここまで惹きつけることができるのがすごい。ラフでシンプルなロックンロールのなせる業だろう。
DJ MAMEZUKAの2ndセットは暑くなり過ぎたフロアをクールダウンさせる感じで、ジャニス・ジョプリンから徐々にハウスにつなげていって、どぶろっくにバトンを渡す。
「なんでフジロックにどぶろっく??」という疑問はUSとは入れ替わったけ満員になったフロアの大歓声でかき消された。上手い歌とギター、美しいコーラス、さわやかなメロディとお下劣極まりない歌詞のどぶろっくの2人をたくさんの人たちが拍手と大合唱で応えた。最後の「さんぴー」という言葉を自分の前にいたカップルは、指を3本立てて上に掲げ笑顔で合唱していたけど「さんぴー」の意味わかってんの?? と思った。
それを受けてのMAMEZUKAの3rdセットはアッパーなダンスチューンでフロアを上げさせて、SAKURA CIRCUSの登場を迎える。わずか15分の短いショーだったけど、次々と繰り広げられる妙技に会場は歓声に包まれた。
そしてMAMEZUKAの4thセットはトライバルなグルーヴをみせてくれた。SPARK!!SOUND!!SHOW!!はハードなミクスチャーロックを聴かせてくれた。最後は脚立をステージ中央に立てて、それに登って盛り上げていた。
そして最後のMAMEZUKAのセットはアンダーワールドの“Born Slippy Nuxx”も盛り上げてTHE SPELLBPUNDの“LOTUS”で継いで、電気グルーヴの”虹”をプレイした。そのときのレーザービームとミラーボールの美しさは脳裏に焼き付くほど。そして最後の最後はオアシスの“Don’t Look Back in Anger”。フロアに残った人たちは大合唱で応えて、ここからフジロックが始まるという喜びに満ちていたし、やっぱり「ここは今、日本で一番楽しいところだ」と感じたのだった。そしてレッドマーキーをでると岩盤スクエアから“Born Slippy Nuxx”が聴こえてきてもう最高!!! 最初からこんなに楽しくていいのだろうか。