DAD MOM GOD

Green Stage | 2011/07/29 12:46 UP
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グリーン・ステージのしょっぱなを駆け抜ける!

今年のフジロックのスタートは今年の震災で被災された方へ10秒間の黙祷を捧げられた。その後、ウォーキングベースの軽快なリズムと手拍子に迎えられ、ダッド・マム・ゴッドが登場した。ダッド・マム・ゴッドは元東京スカパラダイス・オーケストラ、冷牟田竜之が昨年立ち上げた新たなバンド。メンバーは、ロックンロール・ジプシーズの池畑潤二、ザ・ミッシェル・ガン・エレファントのウエノコウジ、ソイル・アンド・ピンプ・セッションズのタブゾンビらを迎えた豪華編成。黒スーツに身を包んだ男たちが存在感を放ち、フジロック最大のステージで競演を繰り広げた。

しょっぱなは「キッキング・フォー・ザ・キックス」。昨年リリースされたアルバム『ポエムズ・ライク・ザ・ガン』から、スカとロックが入り交じる疾走感のある曲だ。3曲目は「ターン・ザ・コーナー」では雨が再び降り出し、昨年サンセット・ライブで、雨の中で熱い演奏を繰り広げた光景と重なった。しかしながら、そんな雨さえもおかまいなしで、どんよりとした曇り空を引き裂くかのような演奏を轟かせた。ホーン陣3人はステージを動き回り、盛り上がる客を煽る。鋭い目つきで会場を見渡すサックス青木ケイタが印象的だった。

そして中盤、タブゾンビのトランペットソロで始まる「ジャジー・ブレイクス」など個性豊かなメンバーがソロをぶつけ合うセッションが繰り広げられた。続く曲にはカーペンターズ「クロース・トゥ・ユウ」のダブアレンジ。ゆったりとしたダッド・マム・ゴッド異色の曲。今年4月にリリースされたアルバム『イズント・イット・DMG?』から数曲を披露するなど、ライブの終盤に向かうにつれ徐々に会場も盛り上がり、1日のはじまりの助走となった。


写真:中島たくみ
文:千葉原宏美
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