第二夜、これよりスカの時間
アフロ〜ジャズ〜ファンクと、ブラックな流れとなった2日目のクリスタルパレスに、CLUB SKAを主宰するKING NABEが登場し、流れは一気にスカへと向かった。実は彼、TheSkaFlamesのオリジナル・トロンボーン奏者でもあり、次に控えるTHE TROJANSのギャズとは旧知の仲だ。日英のスカシーンを支える馴染みの顔がそろっていることに加え、パレスでのDJ経験も豊富とあって慣れたものだ。
20年を超える長寿イベントを仕切る男だけに、要所でツウ好みのスピンを混ぜてきたり、時間が進むにつれて大ネタを混ぜてきたりと、場の空気をコントロールせしめている。特別編成の、アイリッシュもスコティッシュも織り込んだスカバンド・THE TROJANSへと、大盛り上がりでバトンを渡していた。
写真:北村勇祐 文:西野太生輝