NGO村を訪れると、わらで縄を作っている人が!
ここは、福島県奥会津地方にある昭和村のNPO法人、苧麻倶楽部のブース。人口の半数以上が高齢者という昭和村で、人生の先輩から色々な技術を継承して若者に伝えていく活動を始め、地域を活性化する活動を行っています。
名前にある「苧麻(ちょま)」とは、「からむし」という植物のこと。福島県は、からむしの生産量が全国1位。知らない人には馴染がないかもしれませんが、わらじなどの様々な原料になる、昔からとても重宝されてきた非常に丈夫な植物です。
フジロックでは、昔からの生きる知恵を少しでも知ってもらう!ということで藁で縄を編むワークショップを開催中。実際に体験したお客さんの中には、「ちゃんと編めた!」と初体験に感動する人も。また、からむしでブレスレットなどのアクセサリーを作ることもできるので、ブースでは、からむし織の作家さんが編み方なども教えていました。
スタッフの方に話を聞く中で印象に残ったのは、今は何でも物が買える時代になったけど、買う前にまずは作ることができる、ということを知って欲しいし体験して欲しい、という言葉。
「田舎暮らし」「古民家」「農業」「ワークキャンプ」、このあたりのキーワードに興味を持った方は、ぜひ苧麻倶楽部のWebサイトをのぞいてみてください。
Web http://www.chomaclub.jp
Twitter https://twitter.com/ShowaMuraChoma
文・写真:近藤英梨子