BAAUER
LIVE REPORT
ぶちアゲダンスミュージックでレッドマーキーをロックオン
パリピでいっぱいになった深夜のレッドマーキー。キル・ザ・ノイズに続いて登場したのは、ブルックリンをベースに活動するエレクトロ・プロデューサー、バウアーだ。2013年に世界的メガヒットとなった“Harlem Shake”で一躍有名になり、今年のはじめに待望のデビューアルバム『Aa』をリリース。今ノリにノッているバウアーは、重低音をガンガン響かせるアッパーなプレイでレッドマーキーを沸かせた。
M.I.A.とG-Dragonをフィーチャーした“Temple”やジェイZとコラボした“Higher”、“Slip”など自身のクラブ・バンガーに交えて、リミックスを手がけたRLグライムの“Tell Me”、カニエ・ウェストの問題作“Famous”までアゲる選曲で観客を躍らせる。ムラ・マサの“Lotus Flower”やディスクロージャーの“You&Me(Baaur remix)”など、同じフジロック出演者のヒット曲をプレイしていたのも嬉しいところ。時折「メイク・サム・ノーイズ!」とあおる以外は、ノリノリでプレイに徹し、踊る観客に休むヒマを与えない。BPM早め&変則的なリズムで、次から次へと曲をつなげていくバウアーに踊らされっぱなしの1時間15分だった。パリピにはたまらないく楽しいセットだったが、もしかしたら次のトッド・テリーにバトンタッチするギリギリまでプレイしているバウアー本人が一番楽しんでいたのかも。