電気グルーヴ
20周年の祝祭感に包まれたラストダンス
2016年のフジロックもこれで終わり。グリーンステージで行われるクロージング・アクトに電気グルーヴが登場する。大トリのレッド・ホット・チリ・ペッパーズが終わった後もほとんど人がはけなかったんじゃないかと思うほど、一面観客で埋め尽くされている。スクリーンにはTVのノイズ風に「電気グルーヴ、この後すぐ」...
TAGS: GREEN STAGE LIVE REPORT
2016年のフジロックもこれで終わり。グリーンステージで行われるクロージング・アクトに電気グルーヴが登場する。大トリのレッド・ホット・チリ・ペッパーズが終わった後もほとんど人がはけなかったんじゃないかと思うほど、一面観客で埋め尽くされている。スクリーンにはTVのノイズ風に「電気グルーヴ、この後すぐ」...
もう過去最高のグリーンステージの入りといってもいいくらいだった。広大な客席エリアにギッシリと入った人たちをみるだけで気持ちが高揚してくる。 自分はオアシスエリア側のポカリスエットやハイネケンの売場あたりから前へいこうと思ったけど、思うように進めなかった。だからメンバーたちは、ホントに小さく...
すごい人混みである。すっかり日が暮れて暗くなり、肌寒くなってきたグリーンステージ。この日のヘッドライナーはベックである。この後も出演するバンドはあるけど。 開演前、グリーンステージに詰めかけている人たちが今か今かと待ち構えている。2分前から歓声を上げるくらいだ。ベックは大きなドットのシャツにジ...
さすがにTシャツで過ごすには困難な気温まで落ちてきた夜のグリーン・ステージ。今年最初のヘッドライナーを務めるのはアイスランド代表シガー・ロス。フジロックに参加するのは2回目。前回は05年に、つまり今から11年前にホワイト・ステージのトリ務めていたのだ。彼らのライブは視覚的にも楽しませてくれる仕掛けが...
定刻になってスマイリー原島が登場し、バンドを呼び込むと、スクリーンに「モハメドアリ、ありがとう」と映し出され「アリ・ボンバイエ」が流れる。そしてバンドが現れる。メンバーは池畑 潤二(Dr)、松田 文(Gt)、井上 富雄(Ba)、花田 裕之(Gt)、ヤマジカズヒデ(Gt)、梅津 和時(A.Sax)、...
小雨降るグリーンステージ。天気予報では「湯沢町、降水確率0%」と出ていたが、フジロックなので、降りますよねと。そんな肌寒い気候のなかで、12年ぶりの参戦となるベン・ハーパー&ジ・イノセント・クリミナルズ(2009年はベン・ハーパー&リレントレス7で出演)を待つ。待ち時間のBGMには、アレサ・フランク...
最近のケニー(横山健)はよく語る。地上波のテレビ出演、東京スカパラダイスオーケストラの歌モノコラボ参加の経緯、今回初めて福岡で開催する「Air Jam」のことなどなど。ライブの現場はもちろん、自身のコラム「横山健の別に危なくないコラム」でも饒舌なほど、更新されるたびに長文で活動の意図を綴っている。だ...
フジロック最終日も早いもので15時前。終演の足音が聞こえてきて、寂しくなってくる。これからグリーンステージに登場するのは、多くのアルバムが全英No.1を獲得しているイギリスの国民的ロックバンド、ステレオフォニックスだ。 リンク・レイの"Rumble"が気だるく響き渡ると、フロントマンのケリー・...
最終日も晴れ渡った今年の苗場。真昼間のグリーステージに登場するのは、チェロの卓越した腕前とパフォーマンス(それとルックス?)で世界各地をロックしているクロアチア出身のルカ・スーリッチとステファン・ハウザーからなるチェロ・デュオ・ユニット、トゥー・チェロズだ。 開演時刻少し前にルカとステファンの...
少し風が出てきたグリーンステージの昼下がり。ステージ上にはオオカミの牙を形づくった巨大フレームがぶら下げられていて、バックには「MWAM」と形づくられた巨大な電飾が掲げられている。これクラスの大規模セットは昼間のアクトとしては超異例。これはもはやヘッドライナークラスのセットだ。そんなセットを目の前に...
3日連続晴れとなったフジロック最終日。そのなかでも一番の天気に恵まれた最終日はお昼前から強い日差しが照りつけた。すでに大勢の観客が集まっていたグリーンステージの1番手には、マーク・エルネストゥス・ンダッガ・リズム・フォースが登場する。ベルリン在住ミニマルテクノ/ダブ界のベテラン・プロデューサーである...
フジロック20周年ということでいろんなスペシャルなことがおこなわれているけど、このFRF 20th SPECIAL G&G Miller Orchestraは、この日のためにJUMP WITH JOEYを中心として、三木俊雄率いるFRONTPAGE ORCHESTRAからホーンセクションが加わり総...
今回のフジロック出演直前に10thアルバム『Schmilco』の9月リリースが発表され、その中からすでに”Locator”と”If Ever Was a Child”はもう聴けるという、期待値が上昇する2016年7月23日現在である。なんて旺盛な創作意欲なんだろうかと思う。 前回、2011年の...
トラヴィスがグリーンステージに出演すると、ひとつ期待してしまうことがある。グリーンの空は雲の間から少し日が射すくらいの気候。今年は雨…降るだろうか?さらに、今日はフラン・ヒーリー(ヴォーカル/ギター)の43歳の誕生日で、今年はフジロックと同じく、トラヴィスもデビュー20周年のアニバーサルの年を迎えて...
二日目のグリーン・ステージ。数日前の天気予報では今年のフジロックは雨が多そうと予想されていたが、ここまで想定以下の降水量で過ごせている。今日も晴れ。雲がないわけではないが、逆に暑すぎないので快適な気温だ。さてグリーン一発目はこの天候を大いに味方につけられるであろうバンドだ。司会の喋りも終盤、もうじき...
気持ちのいい快晴となったフジロック2日目。色とりどりのキャップやハットがステージ前を彩っている。グリーンステージの2番手を務めるのは、UK発のシンガーソングライター、トム・オデール。今年6月にリリースした2ndアルバム『Wrong Crowd』でアーティストとしてさらに進化してみせたトムだけに、3年...
前回のフジロック参戦は2012年。デビューアルバム『James Blake』と、その兄弟作と言ってもおかしくないEP『Enough Thunder』、その2枚を引っさげてのフジロック初ステージだった。あのとき、ジェイムス・ブレイクは極度の緊張感に包まれていたという。しかし、ステージが終わったあと、日...
日差しがでて暑くなりフェス日和になってきたフジロック1日目の午後、グリーンステージにはジェイク・バグが登場した。適度な人の埋まり具合だった。ステージにはジェイクの他に、下手からキーボード、ベース、ドラムという編成。背後には、新しいアルバム『On My One』の垂れ幕が下げられている以外はシンプル...
海外ではフェスのヘッドライナーを飾るほどに成長した彼らビッフィ・クライロ。前回2014年のフジロック出演時はホワイトステージのトリ前出演だったが、そのときから空間の支配力は非常に強かった。あれから2年経ち、満を持してのグリーンステージ登場。さらに今回は、先日7月8日にリリースされたばかりの7枚目のア...
いよいよ始まったフジロック。初日グリーンステージへ最初に登場するのはボアダムスだ。 日差しはあるけど、少し寒さを感じる苗場、お客さんたちはグリーンステージに集まっていく。それに伴って気温も徐々に上がっていく感じだ。フジロックではおなじみの忌野清志郎の声による「田舎へ行こう」が流れて、グリー...