RED MARQUEE 7/23 SAT TAGS : LIVE REPORT 7/23 SAT RED MARQUEE

THE ALBUM LEAF

LIVE REPORT

新曲と名曲

少し遅めにレッド・マーキーに到着。すでにかなりの数の人が開演を待っている。サウンドチェックの音が聞こえる。この時間帯でまだサウンドチェックしてるのかとステージを見るとジミー・ラヴェル本人がチェックしていた。すると開始時刻を過ぎてもチェックが終わらなく、しばらくすると一旦はける。SEが鳴り出す。約3分押しでスタートすることになった。
太いビートが鳴り響く。ついにアルバム・リーフがフジロックに初登場だ。07年に実は出演予定だったのだがキャンセルになってしまった。なので今回が初登場ということなのだ。
ジミーは主にシンセサイザーかギターを演奏していた。他のメンバーもそうで、このバンドは基本一人二つ以上の楽器がこなすことができる人間の集まりだ。多彩な音色を操り美しいハーモニーが鳴り響く、それとモニターに抽象的だが美しい映像、これぞアルバム・リーフと言ったところだ。この後に新作アルバムの発売が控えているので、今日もそのアルバムからの楽曲がいくつか演奏された。いくつかはSoundCloudで聴けるが中にはおそらく今回が公式には初披露の曲もあったはずだ。

セットリスト
01.False Dawn
02.New Soul
03.Window
04.Falling From The Sun
05.Descent
06.Images
07.Brennivin
08.The Outer Banks
09.Between Waves
10.Always For You

このバンドも結構なキャリアになってきているので古い曲がかかると歓声や拍手がおこる。
特に前半は”Window”だった。それまでが新曲が2曲連続だったのでアルバム・リーフだ!とパッとわかるナンバーが来たのはこの3曲目からだった。そのあとの流れは美しいメロディーとミニマルビート、それに生ドラムの音が混ざりあう幻想的なサウンドが幾度となく押し寄せた。
そして終了予定時刻に終わった曲が”Between Waves”だったので新曲で終わったのかと思っていたら違った。ライブは続行。最後は代表曲と言えよう”Always For You”だった。流れた瞬間から今日一番の歓声だ。アルバム・リーフにはまたいつか苗場で見てみたいものだ。

Text by 松村大介 Posted on 2016.7.23 21:29