RED MARQUEE 7/22 FRI TAGS : LIVE REPORT 7/22 FRI RED MARQUEE

LÅPSLEY

LIVE REPORT

新世代の旗手

本日のレッド・マーキーの3番手ネクスト・アデルと称されている新人歌姫ラプスリー。開演を待つ客の数はかなりの量。詰まってこそいないが後方まで客がいる様子を見ると彼女への期待の高さが伺える。
まずはサポートメンバーが登場。ドラムパットやシンセサイザー、サンプラー、ベースなどが設置されていて、それを三人のメンバーが楽器を持ち変えることで担当している。
三人が連動してビートをつくりだす。すると歌声が聴こえてくる。遅れて登場したのが主役のラプスリー。歓声が沸きおこる。ラプスリーで特徴的なのがエフェクトを使った男性のような声。使いわけることで曲にアクセントが加わり味が増す。
ラプスリーのライブはしっとりと聴かせるスタイル。曲中はあまり踊る人はいないので終わった後に一気に拍手と歓声が起こる。6曲目の”Operator(He Doesn’t Call Me)”はそれまでの曲と違い4つ打ちのテンポのある曲だったので、ここではわりと踊っている客も多かった。だがやはり聴かせる楽曲の方が多い様子で歓声は曲が終わってからという流れになっていた。
8曲目は”Love Is Blind”でこの曲はMVにもなっているということもあってか特に歓声が多かった。ラプスリーの楽曲のビートもメロディも電子楽器の生演奏なのだが、トラックとしても非常に聴きごたえのあるものでとても心地よい。
しかし驚きなのが彼女がまだ19歳ということだ。事前の情報で知ってはいたのだが、歌っている時の仕草や佇まいはベテランのそれにしか見えない。いや普通ならそう見るべきだろう。それくらいステージの上で堂々としているし実力も兼ね備えている。ラプスリーの今後のキャリアが楽しみだ。
最後の曲は”Hurt Me”だ。この曲もMVになっている。彼女の良さが非常に際立つ一曲に会場は惜しみない拍手で応えた。

セットリスト(原文のまま)

BURN
CLIFF
FALLING SHORT
PAINTER
DANCING
(EXTRA INTRO, TWICE ROUND)
OPERATOR
TELL ME THE TRUTH
(INTRO, HALF LENGTH)
SEVEN MONTHS
(NORMAL INTRO)
LOVE IS BLIND
STATION
WOMAN’S WORK
HURT ME
(OUTRO ONE ROUND)

Text by 松村大介 Posted on 2016.7.22 17:34