THE HEAVY
終わりよければすべてよし
終わりよければすべてよし。最後の「Same Ol’」が大盛り上がりだったのをみれば、その言葉を実感する。ホント、このバンドというかヴォーカルのケルビン・スワビーは盛り上げ上手だ。
16時30分、ほぼ定刻通りにメンバーが現れる。ステージ下手からギターのダン・テイラー、ドラムスのクリス・エリュール、サポートのキーボード、ベースのスペンサー・ペイジ、そして女性コーラスと並ぶ。
まずは、「Can’t Play Dead」で始まる。ちょっと調子がよくないというか、以前に観たときには、もっとガツンとくるような音をカマしてたのに、と思った。もっとインパクトをくれ、と。
しかし、ライヴが進んでいくにつれて、本来の調子をだしていく。「Not the One」ではケルビンはステージの端から端まで動きお客さんたちを煽る。ポップな「Curse Me Good」で手拍子を要求。このあたりからバンドとお客さんたちとの意思の疎通もスムーズになった。
「Turn Up」での「UP!」という歌詞にに合わせて空を指指す仕草を真似させ、以降は完全に彼らの術中である。ファンキーでソウルフルでヘヴィな演奏をするバンドは盤石。ケルビンはそれに乗って自由に動き回り煽りまくる。それは土台がしっかりしてあるからできることなのだ。
「What Happened to the Love?」での高速手拍子、「What Makes A Good Man?」のコール&レスポンスとピークに向かって一歩一歩登っていく感じだ。そして、ラストの「Same Ol’」での頂点はバンドの力、ケルビンの力、もちろんキャッチーな楽曲の力もあるのだけど、ここまでちゃんと関係を築いてきたホワイトステージのお客さんたちの力もあるのだ。サビの大合唱がそれを物語っていた。
セットリスト(原文のまま)
CAN’T PLAY DEAD
THE APOLOGY
NOT THE ONE
SHORTCHANGE HERO
CURSE ME GOOD
BIG BAD WOLF?
SINCE YOU BEEN GONE
LAST CONFESSION
TURN UP
WHAT HAPPENED TO THE LOVE
WHAT MAKES A GOOD MAN
HOW YOU LIKE ME NOW?
SAME OL’