fox capture plan
ヘヴンでさわやかな朝を
フジロック3日目の朝は晴れて日差しが強くて痛いくらい。フィールド・オブ・ヘヴンは、まったりとした雰囲気だった。30分くらい前に着いたときには、バンドがリハーサルをやっていて、一度終わりかけたのだけど、「またやります」ともう1曲披露していた。そして「11時からやるとツイッターに書いたんで、リツイートしてほしいです」といってステージ脇へ退く。
ステージには下手からキーボードの岸本亮、ベースのカワイヒデヒロ、ドラムスの井上司という順番に並ぶ。11時になるとかなりのお客さんたちが集まってきた。「フジロック20周年おめでとうございます!」と岸本が語り、ライヴが始まる。
きらめくピアノの音色と疾走感あるリズムは朝のヘヴンにぴったりのさわやかさ。ステージ前には心地よさそうに身体を揺らす人たちが多い。さわやかなだけでなくやっぱりライヴで聴くと、配信された音源で聴くのと違って演奏の迫力、生々しさがある。超絶技巧のピアノもすばらしいし、ドラムの端正でありながら激しさをみせるプレイは、初めてみた人たちも魅了したのではないか。
「衝動の粒子」「アタック・オン・フォックス」などに歓声が上がる。緩急をつけたステージ進行ぶりもキャリアを積んだゆえの堂々としたものがあり、フジロック初出演とは思えないくらいお客さんとの呼吸も合っていた。
そして、アンダーワールドの「ボーン・スリッピー」のカヴァーでヘヴン中が湧き、多くの人たちの手が挙がった。最後は「RISING」。多くの人たちを踊らせて締めくくる。最後に記念撮影をして去っていった。
セットリスト(原文のまま)
beyond the beyond
衝動の粒子
Flexible
a,s,a,
Attack on fox
Yellow Counter
地下の世界に流れる世界
疾走する閃光
RISING