オールナイトフジ、朝方レポート
着いたときが4時。DJ NOBUがプレイしていて、1時間半のDJセットの中盤だった。天候にも恵まれカフェ・ド・パリにはたくさんの人がいた。狭いカフェ・ド・パリには人は入りきらず外にも大勢踊っている人や椅子に座ってグッタリしている人がいて賑わっていた。外にもスピーカーは設置されていたので、音がショボいということはない。カフェ・ド・パリの中に入ってクラブの雰囲気を味わうこともできるし、外で野外レイヴを楽しむこともできる。これはけっこうお得なのでは。
DJブースの背後にはVJによる映像が映しだされていたり、ミラーや照明などの工夫もあって視覚効果もバッチリ。時折ドレスを着たダンサーが現れて華を添えていた。カフェ・ド・パリ内かなりスモークが焚かれていて最初火事かと思ってしまった。オレンジコートがなくなって残念に思うこともあったけど、これだとむしろカフェ・ド・パリでよかったんじゃないかと思う。
DJ NOBUは、BPM130くらいテンポをキープしていて、ストイックに深く踊らせるようなプレイ。ミニマルなテクノで攻め、安易にアゲアゲにしないで、ピークを一定にし、踊っている人のテンションをキープするのが目的のようだった。
夜が明けて明るくなっていく。徐々にそれぞれの寝る場所に戻っていく人がいるけど、元気な人はまだまだいる。耐久レースだ。5時にオーガナイザーである、ブライアン・バートン・ルイスに交代。Loco Dice「Keep it Low」で始まった攻撃的なセットで最後まで残った人たちをアゲさせるようなプレイ。さきほどまでDJしていたオービタルのフィルが最前列で観ていた。
そして、6時。ブライアンが終了のあいさつ。スタッフの紹介と感謝とまだフジロックは初日なんだということを告げ、Asylum「Always Love」をかけてオールナイトフジは終わった。