MOREFUNAREA REPORT7/28 SUN
3日目のあれこれ!
Photo by fujirockers.org Text by 阿部光平
Posted on 2019.7.29 10:18
3日目にあったあんなことや、こんなことをまとめました!
昨晩まで降り続けた雨の影響で、会場全体に水による被害が見られた3日目のフジロック。
グリーンステージの後方では深さ30センチほどの水溜りができ、ところ天国の川は増水して濁流化、オレンジカフェも激しくぬかるむような状態でした。しかし、雨は止み、気温も上昇。昼過ぎにはほとんどの水がはけました。
11時になると、グリーンステージには“田舎へ行こう! ~Going Up The Country~”が流れ、今年の最終日がスタート!最初にステージに登場したのは、中国北部に位置する内モンゴル自治区出身の6人組バンド・ハンガイ。7年ぶりの苗場で、モンゴル民謡をベースにしたロックを披露し、耳の肥えたフジロッカーたちを唸らせました。
ジブシーアヴァロンでは、間伐材を利用したフジロック仕様のコースターを作ったり、シーグラスを組み合わせて好きな飾り物を作るワークショップを楽しむ人たちの姿も。ところ天国では、2本の棒に紐がつけられた不思議な道具で無数のシャボン玉を作る人に遭遇。空に舞い上がるシャボン玉を、夢中で追いかける子どもたちの笑い声が響いていました。
夕方になると、入場ゲートの裏側に「SEE YOU IN 2020!!」の文字がお目見え!オリンピックイヤーとなる2020年にもフジロックの開催が決定しました。日程は8月21日(金)、22日(土)、23(日)の3日間!前夜祭で紹介されていた『フジロックの森カレンダー』が、2019年7月から始まって、来年の8月までになっていたのには、こんな意味が込められていたんですね!例年よりも1ヶ月遅れの開催ですが、早めに休暇申請を出しましょう!
最終日のヘッドライナーは、今年『ロックの殿堂』入りを果たしたザ・キュアー。新旧の楽曲を交え、2時間を超える圧巻のライブで、グリーンステージの最終アクトを締めくくりました。
グリーンステージのライブが全て終了しても最終日の夜は終わりません。パレスには、まだフジロックを終えたくない人たちが集い、狂乱のパーティが朝まで続き、レッドマーキーでは前日のアクトが雨のために中止になった石野卓球がフロアを熱狂の渦に巻き込みました。
例年以上に雨に悩まされた2019年のフジロック。しかし、どれだけ雨が降ろうと、純粋に音楽を楽しもうという人が、こんなにもたくさんいるということに気づかされた年にもなりました。また、来年も苗場に帰ってきて、最高の3日間を過ごしましょう!
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