ハバナナイト実現の裏話!?

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8/6 07:21  Twitterに投稿する


毎年テーマを変えて楽しませてくれる奥地の人気スポット、今年はキューバをテーマにした「キャバレーフィエスタ ハバナナイト」です。

実はこれ、やっとの思いで実現したプランなのです。ハバナナイトで本格キューバのカクテルやフードを提供してくれたのが、札幌のダイニングバー「HABANA」を営むKAJI~さん。日高さんとはもう30年来の付き合いになるのだとか。昔、日高さんと共同でキューバのバンドを日本に呼んでツアーをやったことがあるのだそうです。

日高さんの頭の中には以前からフジロックで本格キューバのお店を出すプランがあり、KAJI~さんに依頼をしていたそうな。でも、毎年フジロック期間中は夏真っ盛りということでKAJI~さんのお店もちょうど忙しい時期。そんなわけで、なかなか実現できず。でも今回、ドリンク&フードに音楽と丸ごと本格キューバのテントを作るという話があり、KAJI~さんも、これはもうやるしかない!と、ようやく実現に至ったのです。

KAJI~さんに、実際にフジロックでやってみた感想を聞くと、「めっちゃくちゃ楽しい」と満面の笑顔でひとこと。また、PAさん、照明さん、バーを手伝ってくれるメンバー、仕切ってくれている人、お客さん、みんないい人ばかりです、と話してくれました。ハバナナイトの内装にも驚かされたようで、準備段階で日高さんに「まあ、待ってて」と言われ完成を見た時は、日高さんがやるとこうなるんだなぁと関心したそう。

日高さんからは、「徹底的にキューバにして欲しい」という強い要望があり、安く仕入れられるラム酒を使うのではなく、キューバの代表銘柄であるハバナクラブを使用。また、モヒートにはフレッシュミントを使い、ドリンクにはプラスチックではなくガラスのグラスを使用。さらにフードは日本人大使館に勤めた経験がある腕のあるコックさんにお願いするなど、随所にこだわったのだそう。

なんだか、本当にフジロックってすごいんだなと、日高さんの徹底ぶりに来年への期待は膨らむばかり。

インタビュー後、KAJI~さんに「もう今日は飲もうよ」と誘っていただきましたが、このFUJIROCK EXPRESSもあるしで、泣く泣くハバナナイトを後にしました。あのおいしいモヒートの味が忘れられないので、今度は札幌で乾杯しましょう!

文・写真:近藤英梨子