おしゃれな音楽をカフェドパリで
魅惑のお姉さんたちがポールダンスをするということで話題沸騰中のフジロック最奥地カフェドパリ。そんな言ってみれば辺鄙だけど中はとっても洒落ている、そしてフジロッカーの憩いの場でオランダ発ジャズバンド、ニュー・クール・コレクティヴの登場だ。メンバーはフロントにトランペット、サックス奏者が指揮をとり、パーカス、ドラムにベース、鍵盤となかなかの大所帯。開始前からカフェドパリの入り口付近に人が集まりだし、みんな早く集まるもんだな、なんて入ってみると、すでに中はパンパン。これだけ期待値が高いという事だ。
スーツを身にまとったメンバーが登場すると同時にあがる歓声。1曲目はラテン調の曲。最初からご機嫌なナンバーを聞かせてくれた。曲に合わせて体を揺らす客でカフェドパリの中はごった返し、まるで深夜のパレスオブワンダーを彷彿とさせていた。2曲目はうって変わって、スカ。ゆったりとしたリズムで、心地の良い裏打ちがステージ内に響き渡っていた。後半に行くにつれ、メンバーと共に観客もヒートアップしてくる。心なしかリズムの早い楽曲が多く演奏され、ソロまわしではそれぞれのパートの部分で歓声があがり、休む間もなく本編は終了した。
この後19:00にはメインステージの一つであるオレンジコートに出演予定。小さなカフェドパリでこれだけ客をわかせるのだから、大きいステージになったらより一層ハイテンションな彼らを見られる事だろう。この時間のニュー・クール・コレクティヴを見逃した方、19:00オレンジコート。是非足を運んでみてほしい。
写真:深野輝美/文:丸山亮平