BLACK KAT BOPPERS
ダンス&クラップハンズ!!!
前夜祭も合わせると、今年のフジロックには5回の出演記録を持つブラック・キャット・バッパーズ。今日、このステージが最後という事になる。
カフェ・ド・パリのバーから漂うアルコールの匂い。キラキラと回るミラーボール。ステージを幻想的に演出する照明。雨宿りの為か、規制がかかりそうになる程集まる人々。それに加えて、力強い声、喉をしゃがらせ、うなるような声で歌うロイ(Vo)。何度も同じフレーズを歌ってくれるもんだから、会場は大盛り上がり。モヒート片手に誰もが腕をテントに向かって高く上げ、体を揺らし、各々の感情を表現する。抱き合うカップルに、「楽しいね!」と顔を見合わせて笑い合う女の子2人組。音楽ってなんて素晴らしいのだろう。
ロイのたくましい声の横で、味のある絶妙なサウンドでギターソロを弾き、オーディエンスからの拍手が絶えなかったジョン(G,hca,Vo)。体を前後に揺らし、大きなコントラバスを感情一杯に弾くディラン(B,Vo)。曲調の通り、楽観的で明るいリズムでバンド全体をまとめるコリン(Dr,Vo)。こんなの、楽しくないはずがない。
後半に演奏された”Baby My Lovin’Is True”では、後方イスに座っていた人も立ち上がり、ダンス&クラップハンズの嵐。歌いながらころころと変わるロイの表情も豊かで、見ている者の目を楽しませる・
会場にいる殆どの人は、このバンドの曲をそれほど知らなかったのではないかと感じる。しかし、音楽が鳴ってしまえばそんなもの関係ない。知らなくても音楽さえそこにあれば自然と体が動いてしまい、誰しもが笑顔になる。国も国境も関係ない。その場に偶然居合わせた全員が音に溺れ、幸せな瞬間を共有する。音楽の真の楽しさを改めて感じるステージだった。
posted on 2014.7.27 20:18
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