LOOK PARK
華麗なる逆転劇
定刻より少し早く着くとレッド・マーキーはガラガラ。これは大丈夫なのかと不安になるレベルだ。今日からくる人も多く金曜に比べると人の量は多いと思うのだが、ステージとPAの距離の3分の1くらいまでしか埋まってない。この後現れるのはルック・パークだ。ファウンテインズ・オブ・ウェインのフロントマン、クリス・コリングウッドのソロ名義バンド。しかしそれでも人は少ない。やはりルック・パークとしての知名度が低いということなのだろうか。
セットリスト(原文ママ)
01.SAVE YOURSELF
02.STARS OF NEW YORK
03.DIP
04.BREEZY
05.YOU CAN COME ROUND
06.RED DRAGON TATTOO
07.MINOR IS THE LONELY KEY
08.BARBARA H
09.PUT THE MESSAGE IN THE BOX
10.TROUBLED TIMES
11.AEROPLANE
12.GET ON HOME
13.SHOUT PART 1
14.RADIATION VIBE
ほぼ時間通りにライブが始まる。メンバーが登場して「コンニチハ」とクリスが一言だけ挨拶。そのまま1曲目に突入だ。さすがにベテランだけあって演奏力に圧倒的な安定感がある。聴いていて心地い良い。観客も体を揺らし出している人間もいるがそれほど多くはない。やはりルック・パーク初見なのだからこんなものなのだろう。後ろからは少ないが徐々に観客も増え始めている。しかし決定打はやはりファウンテインズ・オブ・ウェインだった。ルック・パークでファウンテインズ・オブ・ウェインの曲を演奏するたびに反比例のグラフのような急激な盛り上がり方をする。それまでダンマリだった観客がまさに水を得た魚といえるノリにかわる。やはり功を奏したのだろう、気づけば観客がたくさん増えていた。ノっている人がまばらだったのに、いつの間にか全体に広がっていった。やはりこのキャリア、演奏力では納得せざるを得ない。やはりファウンテインズ・オブ・ウェインの影響はデカイ。前半の感じからこの終盤の盛り上がり方はとても想像できない。観客が流動的なフェスならではの現象だろう。このような瞬間に立ち会えると本当に興奮するものだ。