今年のフジロックは「始まり」
フジロックにゆかりあるアーティストのひとりであり、今年はNAMBA69としてホワイトステージに、難波章浩名義でアヴァロンに登場しました。今回は、ラストに”Stay Gold”のアコースティックバージョンを披露して大盛況だったアヴァロンでのステージ後に行ったインタビューをお届けします。
――お疲れ様でした。昨日から続けて2ステージということで今年のフジロックの感想を。
「なんか今年のフジロック、はじまりっていうか、そんな意味合いを感じますね」
――はじまり、というと?
「17年やってるイベントなんだけど、今年はそう感じるんだ。俺を含めて」
――先ほどのステージで「音楽にはチャンスがある」と言っていました。昨日はバンド、今日はアコースティックソロ。表現という点ではチャンス、はじまりがまさに言葉通り体現されたのではないかと思います。
「そういった意味でのはじまりも含まれるんだろうね。やっぱ、常に自己革命をしていくもんだから。自分が決めたことであってもどんどんどんどん改革していくっていうのが大事。そういう意味ではひとりで、こういうアトミックカフェというステージでやれたっていうのは始まりだし、でもそれは自然なことだし、自分のメッセージも伝わっていた。だから、こういう感じを広げていきたいなと思うよ」
――音楽を通じて?
「だね」
――なるほど。では質問を変えまして、難波さんご自身はフジロックという場に出演するしないを問わず数多く参加されているそうですね。難波さんにとってのフジロックとはどういったものでしょうか?
「うーん…やっぱりまず自然、それも自分の地元、新潟でこういった場があるというのがすばらしいと思っているよ。で、自然だけですばらしいのに、こんなに音楽がある。そしてみんながリラックスしているムード…この感じ、フジロックなんだなと思うね」
――難波さんご自身もエアージャムなど、フェスを「作る」立場にあると思います。そういった視点ではいかがでしょう。なにかしらのフィーリングを感じたりしますか?
「もちろん!フィーリングというか、全体のバイブスを感じて俺はやっているから、すごく感じるよ」
――フジロックの初期からさまざまな形でステージに立っています。その中で一番印象深いものは?
「99年のハイスタンダードとして出た時のあの光景だな。そして昨日の光景。それが忘れられない」
――最後に、フジロッカーズ、キッズたちに向けてメッセージを。
「音楽を通してみなさんもっともっともっともっと、コミュニケーションをとって、意識を高めましょう。未来をいい感じにしていくのは自分たちだと思い、自分たちで変えていけるように頑張ろう。そんな感じです」
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