まねだ聖子
輝いている聖子ちゃん
松田聖子のモノマネ芸人、まねだ聖子がライヴ途中で、来ている人の年齢を聞いたら、40代が一番多かった。そうでしょう松田聖子がアイドルとして一番輝いていたのは、今の40代が10代のころだったのだから。
そういうわけで40代が感涙にむせぶステージだった。ほとんどの曲を知っていた。そしてまねだ聖子の芸人としての能力の高さを思い知った。
まずは「白いパラソル」で始まる。「お願いよ〜」という歌いだしに「聖子!」と掛け声がかかる。フリルのワンピースに白いブーツ。おそらく80年代初期のイメージなんだろう。振りも完璧である。
「どうも。松田聖子、みたいな人です」と笑いを取り芸人根性も十分である。そして「渚のバルコニー」〜「ロックンルージュ」〜「マイアミ午前五時」〜「風は秋色」〜「チェリーブラッサム」〜「青い珊瑚礁」とメドレーでつないでいく。「ロックンルージュ」では「ピュアピュアリップス!」と合唱させたり、お客さんたちとのシンクロ率が高い。「スコール」を経て、「夏の扉」でも「聖子!」の大合唱。みんな子どものころに馴染んでた歌だ。ロックだ、テクノだ、パンクだといっても「お前らこういうの大好物だろ」といわんばかり。最後は「赤いスイートピー」。これも大合唱して、まねだ聖子のステージを締めくくった。