Big Willie’s Burlesque
ぐちゃぐちゃにぬかるんだオレンジコートのさらに奥地、カフェ・ド・パリスは雨宿りとエロスに濡れていた…。直前までテキーラガール？（後にポールダンサーと判明）が大いに会場を盛り上げて準備は万端。ビッグ・ウィリーズ・バーレスクはかれこれ50回は出てるんじゃないか？と、いう司会者の触れ込み。もう名物おじさんのドラマー、ウィリー。おとぼけな表情を浮かべてバッチリパワフルなドラムを通常よりもbpm高めで今回もお届けしてくれましたよ。確かに「始まる前に上着脱いで！」と司会者の促しはバッチリ的を射て、ホットな昼間にタ○リ倶楽部のオープニングを眺めている気分に。
今年のダンサーはカロリナ、ダコタ、アリッサの3名。演奏スタートから間も無く順番に登場して男性諸君の鼻の下を伸ばしてくれました。もれなく私もニヤついてしまいましたが、意外に女性のお客さんも多かった印象。しかし、それもその筈。バンドとしてはとっても大人の男の魅力に溢れたアダルトでラテンな情熱を携えたプレイっぷりなのだから。いや、女性でも性差関係なくダンサーの美しさにウットリしていたのだけど、やっぱり聴く側が変に脳みそ使わなくていいオールドスクールな音楽とセクシーなダンスって最強です。ウィリー自ら「ツイストしてみて」なんてドラムそっちのけで「こうするんだ」と言わんばかりのダンスを自ら披露するショーマンシップっぷり。
その前日ではまさかのニルヴァーナのカヴァーを披露したりと、フジロッカーたちを喜ばせることに余念のない彼ら。どの曲でも卓越したソロ回しがあり、ダンサーがしきりに登場して、やっぱりエロいのが欲しい！って方は本日の深夜3:15~クリスタル・パレス・テントにも出演予定！サルサやタンゴなどのラテンとジャズやブルーグラスなどの旨味を飲み込んだアダルトな音楽の時間を何も考えずに楽しんできてほしい。今年もウィリーは裏切らない！！
