警察官に話を聞いてみた
家に帰るまでがフジロック、楽しい思い出は家まで。
今年からオアシスに警察官のテントが常設された。その真意とは何なのか。警察官のテントに突撃インタビュー。答えてくれた警察官は、なんと初フジロック。フジロックの印象も含めて聞いてきました。
オルグ(以下O):警察官待機テントが場外から場内に新設されたのはなぜですか?
警察官(以下K):そもそも前から、パトロールはやっていたのですが、置き引きの被害が多く報告されていたので、今年は場内にテントを常設し、我々の姿をもっと見てもらえるようにするためです。
O:今年は通報や補導はありましたか? またフジロックに入ってみて感じたことはありますか?
K:今年は残念ながら、1日目に数回置き引きの被害報告を聞いています。
O:1日目だけですか!?
K:そうなんです。フジロックのお客さんは、とても楽しみかたを知ってるな、と思いました。音楽と苗場の雰囲気を楽しんでいる。それとマナーがとても良いですね。混んでいても道の譲り合いを自らしているし、昨晩、会場内で交通整理をしていましたが、とてもびっくりしました。
O:今年は、ずーっとパトロールをしている印象ですが、休憩はしているんですか?
K:そうですね。交代制でやっています。
O:勤務が終わったら、私服に着替えて遊びにまた戻ったりはしていますか?
K:時間的にも長いし、体力的にも厳しいので、それはできてないですね。
O:初めてのフジロックと聞きましたが、入る前はどんな印象でしたか?
K:前任者からは、置き引きの被害が多いことや、天気も不安定などと大変と聞いていたので、youtubeなどで勉強してからきました(笑)
O:なるほど(笑)プライベートでも来たいと思いますか?
K:自分の子供も興味を持っているので、機会があれば来てみたいですね。
O:最後に、フジロッカーに一言もらえますか?
K:みなさんは音楽を本当に楽しんでいると思います。我々もその楽しい気持ちを台無しにしたくありません。すりや置き引きなどに合わないよう、自ら気をつけて、最後まで楽しんでください。家に帰るまで、楽しい思い出を持って帰ってください。
O:ありがとうございました。
日頃、警察官と話す機会はないし、少しビクビクしながら、今回アポイントを取ったわけだが、インタビューを敢行するまで持っていたイメージとは、話してみてまるで違った。和気あいあいと話を聞いてくれたし、彼らも我々の楽しさを守ってくれている、また、悪さを見つけようとしているわけではなく、悪いことが起こらないようにしている。そんな印象を受けた。最後に言った警察官の言葉のように、”家に帰るまでがフジロック”。怪我など無いように、最後まで楽しもう!