夜遊び上手なセッション集団、降臨!
快晴続きの勢いに乗って、2日目のルーキー・ア・ゴー・ゴーは開始前からたくさんの入場者で賑わっていた。この日の1発目は、思い出野郎Aチーム。バンド名だけでは、どんな音楽を演奏するのか、想像もつかなかったが、彼らがステージに現われると、何を嗅ぎ付けてか、すでにステージ前はすでに人だかりができていた。
美大在学中に、飲み仲間として集まったいう7人は、とんでもないセッション集団だった。サックス、オルガン、コンガの音が入り乱れ、男らしいしゃがれ声のヴォーカル、タカハシが「朝まで踊れ!」と連呼すると、ラテンのノリに引き込まれて、呼び寄せられたかのようにオーディエンスがどんどん増えている。
しっとりと聞かせる”タイム・イズ・オーバー”という曲で終盤へ向かうと、彼らのHPでも確認することができる思い出野郎Aチームの代表曲”グダグダパーティー”でラストを飾る。眠らないエリア、パレス・オブ・ワンダーのスタートに相応しいライブとなった。
写真:深野輝美 文:千葉原宏美