まだまだ宴は終わらない
クロージングがなかったからか、日曜日深夜のサンデーセッションには、まだまだ踊り足りないお客さんが詰めかけている。DE DE MOUSE + Drumrollsに続いて登場するのは、イギリスの国営ラジオ局、BBC Radio 1の看板DJ であるANNIE MAC(アニー・マック)だ。JUSTICEらと仲の良い彼女は、どのようなDJプレイをするのだろうか。
照明も暗く、ベースボールキャプを被っているため、ANNIE MACの表情をほとんど確認できないが、楽しそうに踊りながらDJをしている。AZEALIA BKANKSの“212”やTHE PARTYSQUADの“Go Down Low”など、アップテンポな曲を巧みに流し、フロアの熱を上げていく。また、VJには彼女の顔をモチーフにしたカラフルなアニメーションが映し出されていて、ついつい目が向いてしまう。
中盤以降、JAY-Z＆KANYE WEST の“Niggas In Paris”から TNGHT の“Higher Ground”、
LIL’ WAYNEの “A Milli”、そしてNASの“The Don”と、ブラック・ミュージックで目まぐるしいほどにたたみかけた。少々、中だるみを感じたものの、最後にはYEAH YEAH YEAHS の“Head Will Roll”をかけ、しっかりとマーキーを盛り上げてから、MOP OF HEADにバトンを渡した。
写真：古川喜隆／文：小川泰明
