フジロック 2015 お笑いベスト5
微笑・苦笑・爆笑……などなど、フジロックで笑ったもの
今年のフジロックでは、さまざまな笑いがありました。終わってからSNS等で話題になり、いまだに忘れられないものもあるでしょう。1週間後、1ヵ月後、1年後も語り継がれる笑い。そんな今年の笑い部門ベスト5を筆者の独断で選びました。今年のフジでみなさんにはどんな笑いがありましたか?
5位 電撃ネットワーク 7月26日 レッドマーキー
https://fujirockexpress.net/15/p_6804
このグループのリーダーである南部虎弾は、もともとダチョウ倶楽部にいたことを知る人も多いでしょう。日曜の深夜にガッツリ笑いたい人たちが集まったんですが、まだ同時間帯にはノエル・ギャラガーが演奏中。そこへメンバーは“Don’t Look Back In Anger”を歌いながら入場したとのこと。
4位 ライアン・アダムス 7月26日 レッドマーキー
https://fujirockexpress.net/15/p_6105
始まる前に、「ライアンからのお願いです。フラッシュは絶対に焚かないでください。彼が倒れてしまいます!」というアナウンスが流れた。やっぱり彼は突然のヒカリモノに弱いんだなとわかり、彼の意を汲んだお客さんたちは、その言いつけを守りすばらしいライヴを作り上げたのでした。ところで、着ているのはメタリカのTシャツ?
3位 星野源 7月25日 グリーンステージ
https://fujirockexpress.net/15/p_4280
サケロック時代から、音楽に笑いの要素を入れていた彼は、この日もニセ布施明に扮していたりしてエンターテナー振り発揮。MCで「しっとりした曲をするので、カップルのみなさんはぜひSEXを始めてください。いいと思う。ここでしてもいいと思う。それで子どもができたら、源って名前を付けてね」と語り、さすが自著に『蘇える変態』とつけるくらいの妄想王子の面目躍如、グリーンステージでは、クスクス笑いが広がっていたようです。
2位 FOO FIGHTERS 7月24日 グリーンステージ
https://fujirockexpress.net/15/p_2864
6月のスウェーデンでのライヴで骨折したデイヴ・グロール。立てないため特製の椅子に座って演奏したという様子をみるだけで笑えるのだけど、骨折したときの映像、特製の椅子のスケッチ画などをスクリーンに映して説明するコーナーで爆笑を誘った。デイヴの人柄が伝わるエピソードだろう。このステージを観た人は誰しもデイヴ・グロールが今年の苗場の爆笑王だと思ったことだろう。日曜の昼間までは……。
1位 TODD RUNDGREN 7月26日 ホワイトステージ
https://fujirockexpress.net/15/p_5693
椎名林檎が数少ないMCで「トッド・ラングレンはご覧になりましたか?」とわざわざ触れたくらいのインパクト。過去、さまざまなすばらしい実績があるにもかかわらず、それをぶち壊すように、DJと女性ダンサー2人を引き連れて踊りまくる。最近のアルバムを聴けば、この路線になることはわかるんだけど、それでも予想の斜め上を行きまくったものだった。終わってからのSNSでの騒がれぶりもナンバーワン。よって今年の1位としました。