WESTERN CARAVAN
ピュアなカントリー・ミュージックがここにあるという安心感
フジロックに初の”純粋な”カントリーバンドがやってくる。それはフジロック・オーガナイザー日高代表がインタビューの際に語ってくれたこと。これまで、ジョン・フォガティなどカントリー・ロックなミュージシャンはいくつか参戦したが、純粋なカントリーは正真正銘初。一足先に昨日、苗場食堂でライヴを行い、初見の人からそうでない人まで大いに盛り上げたとのこと。
明けて今日、なかなかの強雨が降る中、フィールド・オブ・ヘヴンには20代らしき人から50代以上の人まで、幅広い層の人たちが集まっている。ふと頭によぎったのは、オレンジ・コート開演前の風景。ワールドミュージック系のミュージシャンのライヴ前の風景は、確かこんな感じだったなぁ・・・と昔を思い出していたら、あっという間に開演時間がやって来た。
まずはバックのバンドメンバーが入場。バックバンドはブ・マストロ(フィドル※)、ケニー・コセック(フィドル※)、ジョン・ウィグレン(ペダル・スティール・ギター)、ヴァン・マナカス(ギター)、スティーヴ・アルコット(ベース)、ラリー・イーグル(ドラム)の6人編成。まずはインスト曲“Found A New Baby”でスタート。同曲の最後の方でヴォーカルのサースティ・デイヴ(デイヴ・ハンセン)が登場。7人が揃って演奏されるカントリーは、ピュアなカントリー・ソングなんだけれども、時折見せるジャジーでブルージーなフレーズに、テキサスの隣のニューオリンズの匂いが感じられた。
先ほど「オレンジ・コートの風景を思い出した」と書いたが、ライヴを見終わって改めて同じ感覚が自分の中にあった。自分にとって未知の国の音楽を、未知のジャンルの音楽を、初めて体感した時のあの驚きは、何にも代え難い体験だ。あの感覚が得られたことは、すごく大きい。
最後に告知をひとつ。場外の岩盤ショップにて、彼らのアルバム『The Western Caravan』が会場限定で販売中です。○mazonにも、タ○レコにも、そしてH○Vにも売っていない正真正銘”会場限定”販売のこのCD。この機会に、購入してみてはいかがでしょうか?
<セットリスト>
Found A New Baby
My Confession
Oklahoma Blues
Power Tool
Home in San Antone
Fire On The Mountain
Voyage To The Bottom Of The Bottle
Bubbles In Beer
Making A Foot Of Myself
Rhodes Bud Boggie
Ida Red
Don’t Worry
Yellow Texas Moon
Honky Tonk
(7/30追記)
おかげさまで、CDの方は完売いたしました。