THE 9 MILES

Tag:,,

8/1 04:00  Twitterに投稿する

 ホワイトステージからグリーンステージにかけて、多くの観客が溢れ返り苗場食堂に到着するまで1時間と経過してしまうはめに。かなりの時間を要して到着したところ、レゲエやロックなど多彩なジャンルを取り入れた5人編成のTHE 9 MILESがタイミングよく登場してくれた。

 初盤にはヴォーカルとコーラスの息がピッタリ合った、「ゼイタクトイキ」などのナンバーを演奏。歌詞の純粋さもさることながら、透明感のある歌声が心地よい風を吹き込んでくれる。加えてバンドの音からも、季節や風景を感じるところも嬉しい。

 そしてラストナンバーには、「ツキが廻る頃」」を。終演が近づくにつれて、ようやくメンバーの緊張がほぐれたように感じた。今回は苗場食堂という小さめのステージだったものの、ステージが広いときのパフォーマンスは一体どのような感じなのだろうか。いつか見ることができる日を、心待ちにしたいと思う。

 また彼らは7月7日に、アコースティックアルバム『宇宙船』をリリース。いつものバンドスタイルからは、またひと味違った魅力が詰め込まれている。歌とピアノのみや歌とギターそしてパーカスだけという、シンプルな楽曲もチェックしてほしい。

写真:近澤幸司
文:松坂愛