RIDDIM SAUNTER

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8/2 01:45  Twitterに投稿する


リディムサウンターはきっと若い人の音楽なんだろうと勝手に思い込んでいた私は間違っていた。苗場食堂という不思議な偶然勃発地帯で見たから、きっとそういう巡り合わせなんだと思う。今年のフジロックの締めがここで本当に良かった。

「(フジロックのみなさんは)雨に強いと聞いてますが、大丈夫ですか?」と表れたメンバーは5人。フジロック3日目の苗食のステージには、乗り切らないほどのエネルギッシュなパワーが溢れていた。

リディムサウンターを見て印象的だったのは、フルートの綺麗な音色とコーラスのハーモニー、トランペットや鉄琴など多彩な音色。それを乗せた軽快でハッピーなリズムに体を動かさずにはいられなかった。そんなテンションの中でも客席に投げかけるように丁寧に歌うボーカル田中の姿には目が離せない。

「まだ踊れますかー?」最終日、最後の最後まで楽しみたいお客さんの勢いは止まらない。スカ要素のある”I’m Dabbling”や3拍子の入った”Waltz of The Twins”など多様な音楽性でどれを聴いてもみずみずしくフレッシュな楽曲だった。ラストの曲が終わってもコールは鳴り止まず、アンコールは”What Comes After The Parade”で大きな手拍子とラララの大合唱。ステージは小さいながらも、とてつもない一体感が会場を覆っていた。

写真:輪千希美
文:千葉原宏美