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今年のフジロック、最終日のフィールド・オブ・ヘヴンのトリを飾ったのは、フライング・ロータスをはじめ、ケンドリック・ラマーやエリカ・バドゥらをも魅了する凄腕ベーシスト、サンダーキャットことステファン・ブルーナーだ。今年2月にリリースされた新作『Drunk』はこれまでの中で一番歌モノをフィーチャーした作...
そろそろビョークの登場時間を気にしだすという時間帯に、トリプルファイヤーは苗場食堂の一番手としてヒョコヒョコと登場した。喝采を浴びながら吉田靖直(Vo)はエフンと咳払いひとつして「FUJI ROCK FESTIVALに来てくれてありがとうございます」と控えめに感謝の挨拶を口にする。なのに、バンドアン...
レッド・マーキーの大トリ。3日間の集大成。もちろん、フジロックのために蓄えに蓄えた体力・気力・精神力、すべてこのステージのために燃やそう、なんて思っていたのだけれど、まだ若干20歳の若造たちにこれだけ楽しい経験をさせてもらえるなんて!図太い演奏、絶妙なステージング、貫録たっぷりの態度……もうライブレ...
アウスゲイルが2014年に初めてフジロックに出演した時もホワイトステージだった。もう少し明るい時間だったけれど、その時も彼が作り出す美麗な音楽世界とホワイトの相性の良さが話題になっていたのを覚えている。今年の5月に待望の2ndアルバム『Afterglow』をリリースしたアウスゲイルが、フジロックへ再...
4歳からトロンボーンを始め、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやセレーナ・ゴメス、ザ・ウィークエンド等有名アーティストとの共演歴を持つトロンボーン・ショーティがフジロックに帰ってきた!およそ7年ぶりとなると、初めて観るフジロッカーも多そうだ。今年はブルーノートと契約し、新作をリリースしただけあって、話...
むぎ(猫)が、出囃子の“千年にひとり(by原マスミ)”にのってダンスしながら登場すると、あたたかくもあり、戸惑いとどよめきが合わさったような歓声が苗場食堂に満ちた。笑いと、「あ、しゃべるんだ」というストレートな感想があたりを行き交う。まあ、ステージに巨大な猫がどしっと立ってるんだもの、戸惑っても仕方...
今年、デビュー20周年を迎えるGRAPVINE。フジロック3回目の参戦となる今年はレッド・マーキー、トリ前での出演だ。開演前には、メンバー全員参加のリハーサル(ブルーズな曲を1曲演奏)があったりして、レッドに集まった熱心なファンの準備はすでに整っている。リハが終わり、一旦ステージ裏にはけて、しばらく...
今年1月にリリースした最新作『Migration』が日本を含む50カ国でiTunesエレクトロチャート1位を獲得したBONOBOの初バンドセットということで、小雨ながらホワイトステージはライブスタートの20分前あたりからすでに人でいっぱいだ。ステージ上はスモークが焚かれ、フォギーな演出の中、BONO...
フジロック初出演となったYUKI。先日終了したツアーの内容になぞらえてくるかと思っていたものの、違っていた。15周年を迎えてもアップデートが止まらないYUKIのすさまじいエネルギーを見せつけられるような、新旧の名曲を揃えた完璧なセットリストだった。今日唯一の最新アルバム『まばたき』の楽曲となった“聞...