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苗場で起きた奇跡! サプライズゲストのまとめ【2022年度版】
今年は交流が盛ん
以前、fujirockers orgで「苗場で起きた奇跡! サプライズゲストのまとめ」という記事をだしたことがある。そのとき「ヘッドライナーのあのバンドに若手俳優のあの人とか」と書いたら2021年のフジロックでは、RADWIMPSに菅田将暉が登場してくれました。
では今年はどうだったか。ひとりでは観られるステージも限られるため、スタッフに声をかけると思った以上にサプライズゲストが登場したという事例が多かった。
今年は直前の出演キャンセルの代打が多く、その非常事態を乗り切るためにミュージシャン同士が協力しあってゲストが多くなったことが理由だったのだろう。あと、ヒップホップのフィーチャリング文化というか客演というのは元々多く、交流が盛んということもある。
というわけで、今年は多かったので、主なサプライズゲストを取り上げてみたい。
今年の代打王・TOSHI-LOW
ブラック・ピューマズがキャンセルになって急遽グリーンステージにでたのはOAU。この代打だけでなく、YOASOBIの代打に出演したクラムボンに登場して“タイムライン”を歌い、台湾のFire EX.にも登場して"おやすみ台湾”を歌った。ブラフマンはFire EX.とコラボレーションして曲をだしているのだけど、その"兼愛非攻"でなく、別の曲を歌った。"おやすみ台湾”はFire EX.にとって大事な曲で、歌ったあとにTOSHI-LOWはその背景を語る。
もうひとりのゲスト王・BIM
今年いろんなところにでたのはTOSHI-LOWだけでなくcreativedrugstoreのBIMである。Bremen、No Buses、PUNPEEに登場。ヒップホップ勢のフットワークの軽さが遺憾なく発揮された。
わざわざ苗場に来てくれた人たち
「苗場にいたから顔をだしました」的なゲストでなく、そのためだけにでたというケースでは、先述のPUNPEEのゲストに大物ラッパーのZEEBRAが、ジョナス・ブルーにBE:FIRST、ハナレグミに野田洋次郎がいる。ZEEBRAは2010年以来のフジロック登場、BE:FIRSTはもちろん初フジロックというか男性アイドルグループは初かもしれない。野田洋次郎は他のステージの出演もないので本当にこれのために来たのだろう。
Night Tempoの「Ladies In The City Live Set」にも矢川葵、BONNIE PINK、野宮真貴が登場した。「Live Set」だし、発表されている音源には参加しているメンツだから驚きはないだろうけど、事前に誰がでるかは伏せられていたのでギリギリサプライズだし、なによりも野宮真貴の初フジロックを観られたのがよかった。
今年は交流が盛ん
元ピチカート・ファイヴ出身者つながりでいえば、田島貴男もBreimenのライヴに登場して自身の曲“接吻”を熱唱したのだった。田島貴男は毎日”接吻”を歌っていたことになる。
ハナレグミは東京スカパラダイスオーケストラにゲスト参加して、スカパラはハナレグミに参加した。ハナレグミにはUAも登場している。さらに中村佳穂にもハナレグミは顔をだしている。あとは、エーウィッチに中納良恵、中納良恵に折坂雄太、小袋成彬に5lack、Michael Kanekoにさらさ……と活発におこなわれた感じのある今年のフジロックだった。いかがでしょうか。他に情報あったら教えてください。
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