3日目のスタートはGOOD 4 NOTHINGから!
SEが鳴り、走ってステージに登場するメンバーはとにかく元気がいっぱいだ。
It’s My PradiseからライブがスタートするとTANNY、U-TAN、MAKKINの3人がステージ上を動き回る。柵の前まで降りてきて演奏を続ける場面も見られた。そんな姿を見ているとこちらもテンションが上がらずにはいられない。フジロック初出演にも関わらず、すでにホーム感たっぷりだ。彼らの演奏の安定感はものすごい。10年以上の活動暦を持つ彼らとしては当然のことではあるが、改めてそれを実感した。
ひたすら駆け抜ける印象のステージであった。時間の制限もあるが、8曲終わるまでほぼMCなし!
「みんな盛り上がってんの?アホちゃう?まだ10時やで!」
確かにアホかと聞きたくなるくらいにモッシュピットは激しかった。寝起きの体で激しくぶつかり合い、人の上を転がっていく。オーディエンスは水を得た魚のように跳ね上がる。後ろの方の人まで拳を突き上げ、ハンズクラップをする。そうせずにはいられないのだ!楽曲の激しさに加え、何とも気持ちの良いコーラスを聞くと、前日までの疲労なんか全部吹き飛ぶ。彼らの滲み出るパワーが私たちを触発してくるのだ。
次回は是非もっと大きなステージに立つ彼らを見たい、と私は強く思った。
写真:熊沢泉
文:岡安いつ美