BJÖRK
こんなに“人間らしい”ビョークを、見たことがあっただろうか?
2013年のフジロックでビョークが魅せたステージは、まさにエンターテイメントだった。天井に吊るされた巨大なテスラコイルが電流を発生させたり、火花が撒き散るなか、拳を上げて“Army of Me”を歌ったり。自然界の力を操るド派手な演出、その歌声、人間を超越した神秘的な存在というイメージを、彼女に感じ...
TAGS: GREEN STAGE LIVE REPORT
2013年のフジロックでビョークが魅せたステージは、まさにエンターテイメントだった。天井に吊るされた巨大なテスラコイルが電流を発生させたり、火花が撒き散るなか、拳を上げて“Army of Me”を歌ったり。自然界の力を操るド派手な演出、その歌声、人間を超越した神秘的な存在というイメージを、彼女に感じ...
今から19年前の1998年。デーモン・アルバーンとイラストレーターで友人のジェイミー・ヒューレットが、カートゥーンバンド「ゴリラズ」のプロジェクトを立ち上げた。メンバー構成は、ひねくれ者のマードック(B/Vo)、お人好しの2D(Vo/Key)、大阪出身やんちゃガールのヌードル(Gt.)、ブラック・ア...
夢みたいに楽しかったフジロックから日常に戻ってきて、テンションが下がってる人も多いのでは? いやいやまだしょんぼりするには早いです。最終日に会場で起こったあんなライブ、こんな事件、一緒に振り返ってみましょう!きっと楽しい気持ちがよみがえってきますよ! 最終日にふさわしい豪華なライブ ま...
終わりたくないという感情が押し寄せてくる。何度もおこなわれたアンコール。もう新しい曲もないから先ほどやった曲をもう一度やる。それでもいいのだ。ステージ前に残っているお客さんたちの楽しみぶりをみて、日高社長が直々にメンバーたちに呼びかけて、アンコールをやってしまう。このかっちりしてない感じがフジロッ...
伝説になりそうな2017年フジロック3日目、グリーンステージの女性シンガー3連発。バース、掛布、岡田のごとし。YUKIがゴージャスなバックバンドで年齢不詳な可愛さを振りまいたあと、ロードの登場である。この後、宇宙最高のビョークが控えている。北の最果てからきたビョークに対し、若き南半球代表として若干...
1日中雨が降り続いた2日目のフジロック。夜の21時にもなると濡れた身体が冷えて肌寒くなってくる。グリーンステージのトリに残されたのは、変態と名高いリチャード・D・ジェームズことエイフェックス・ツイン。人々は愛情をこめてエイフェックスを変態と呼んでいるだけなのだが、その真意を掘り下げてみると、こうも際...
ちょっとこの感情をどう言い表したら良いのかわからないのだが、全15曲を演奏し終えて、すでにビジョンには全く無言だった小山田圭吾のメッセージとして「Thank You Very Much, Everyone,Cornelius “Mellow Waves"」と投影されたあたりで、感動なのか何なんか嗚咽...
今のThe xxがフジロックにでるならば、この時間、このステージ、この天候でなければならなかった。そういう意味で完璧だった。例えば、昼間、灼熱のホワイトステージで彼らを観たら、と想像すると余計に今回の設定が素晴らしかったと感じる。しかも、彼らはレッド・マーキー、ホワイトステージ、グリーン・ステージ...
前夜祭のまとめに続き、初日に起きたあんなことこんなことをまとめてお伝えします! 朝から曇り空で幕を開けた初日。エキスプレスは今年もゲート前での記念撮影で1日をスタートしました。皆さんの期待と興奮で一杯の笑顔、バッチリ収めさせていただきましたよ〜! 美味しいご飯に舌鼓を打ちつつ会場をぐるりと回...
フジロック初出演となったYUKI。先日終了したツアーの内容になぞらえてくるかと思っていたものの、違っていた。15周年を迎えてもアップデートが止まらないYUKIのすさまじいエネルギーを見せつけられるような、新旧の名曲を揃えた完璧なセットリストだった。今日唯一の最新アルバム『まばたき』の楽曲となった“聞...
2009年以来8年ぶりの苗場帰還とあってステージ前方はまだ開演までしばらく時間があるにもかかわらず待ちわびたオーディエンスでぎっしりだ。会場一体がドキドキワクワク感で充満している。ドラムに描かれたカタカナの『ジェット』が可愛いとか、いかにジェットのステージを楽しみにしていたかを熱く語り合い、セットリ...
家族や仲間を大事にしよう、そんな当たり前だけど正面切って言えないことを歌って、今、こんなリアリティのあるバンドっているだろうか。素直であることは何より大切だーーそれをストンと腹落ちさせてくれたLUKAS GRAHAMの面々。 ギターレスのトリオで、キーボーディストはサポート・メンバー。加えてサック...
今年のフジロック最終日のグリーン・ステージ、トップバッターはカナダのシンガー・ソング・ライター、ロン・セクスミス。時々雨がぱらつく曇り空の下、少しずつではあるがモッシュピットエリアに人が集まり始めている。ステージMCの紹介から、ロンが気心知れたバンド・メンバーたちと登場した。 今年4月にリリー...
オーストラリアの出身のサンプリング狂集団、ジ・アヴァランチーズ。2000年にリリースされたファーストアルバム『Since I Left You』は、3,500枚以上のレコードから900曲以上の曲をサンプリングして組み上げた2000年代を代表する大傑作である。そんな彼らが、『Since I Left ...
デビュー20周年を迎えたCoccoが、フジロックに初登場。ベスト盤の発売、武道館公演と、アニバーサリーイヤーとしての活動を行うなかのフジロック。しかも、グリーンステージと大舞台。もしかしたら、いや、おそらくは彼女の歌を新旧ラインナップで楽しめる絶好の機会である。そんなことを皆思っていたのだろうか、ド...
ハワイはホノルル出身のウクレレ奏者、Jake Shimabukuroがフジロックに4度目の登場!ドラムにエヴァン・ハッチングス、ベースにノーラン・バーナーというシンプルなバンドセットで、お決まりの「よろしくお願いシマブクロ!」という挨拶を経て、ビートルズのカヴァー“Eleanor Rigby”へ。ウ...
フジロック2日目は雨のスタート。開演前のグリーン・ステージには忌野清志郎の歌う“田舎へ行こう”が流れていて、雨の中今日最初のアクトを待ちわびているオーディエンスが体を揺らしながら聞いている。雨も含めてなんともフジロックらしいいい光景だ。 11:00ほぼ定刻、ゆっくりとせり上がるバックドロップ、...
出演時間ぴったりにSEが鳴り、メンバーが順に登場する。初出場にして、グリーンステージは人で埋め尽くされている。そりゃあ、そうか。前方には、RADWIMPS目当てで来た人が大多数なのだろうが、後方は「取りあえず、一目見ておこうか」という方が多かったように思う。『君の名は。』のDVDもつい数日前に発売さ...
苗場の自然は容赦なく豪雨を降らせていた。ルート17ロックンロール・オーケストラがでてくる前がそのピークだった。なぜか始まる前にレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンの「Testify」がかかっていた。そして、すごい雨の中で計14名のメンバーが登場する。そして、まずは、トータス松本がムッシュかまやつ追悼とし...
今年の初春のUKミュージックシーンに春風を吹かせたあるひとりの新人がいる。2メートル近いの巨体にタトゥー、鼻ピアス、風格のあるヒゲとかなり個性的な31歳遅咲きの新人がいる。今日グリーン・ステージに登場するシンガー・ソング・ライターのラグンボーン・マンだ。彼は、英国営放送局BBCが毎年発表している『S...