BABYMETAL
初フジロックにして、伝説の予感
フジロック最終日のホワイトステージは、ベビーメタル(以下ベビメタ)が出るから絶対に混むと当初から予想されていた。何と朝っぱらからステージ前方をファンと思われる人たちが陣取っているとの情報が飛び込んできたり、出演予定時刻の数時間前から入場規制がかかるんじゃないかというほどの混み具合だと別のスタッフから...
TAGS: WHITE STAGE LIVE REPORT
フジロック最終日のホワイトステージは、ベビーメタル(以下ベビメタ)が出るから絶対に混むと当初から予想されていた。何と朝っぱらからステージ前方をファンと思われる人たちが陣取っているとの情報が飛び込んできたり、出演予定時刻の数時間前から入場規制がかかるんじゃないかというほどの混み具合だと別のスタッフから...
ホワイト・ステージに奇跡が起こった。そう思えたライブがあった。見た人はもう周知の事実かも知れない。エクスブロージョンズ・イン・ザ・スカイ。あれは奇跡のようなライブだった。寒さが出てきた時間帯、夜の20時、定刻通りに現れた5人。クリス・ラスキー、マイケル・ジェイムス、マナフ・ラヤニ、マーク・T・スミス...
開演前、他のミュージシャンと同じようにサウンドチェックが行われていたのだが、バトルスのメンバー、イアン・ウィリアムス(ギター/キーボード)、デイヴ・コノプカ(ベース/ギター)、ジョン・ステイニアー(ドラムス)、本人たちが"普通に"チェックしている。実は、バトルスとしてはこれが普通の光景で、このことに...
2日目ホワイトステージのトリ。登場したのはエレクトロミュージック界の鬼才スクエアプッシャーだ。90年代からドリルンベースと呼ばれるような独自のサウンドを追求し続け、今や孤高の存在となりつつあるスクエアプッシャーことトム・ジェンキンソン。昨年出した新作『Damogen Furies』では、すべてワンテ...
かなり肌寒い夜となったフジロック初日の夜。ホワイトのトリを務めるのは、2年ぶり2度目の出演となるUK発のエレクトロ・デュオ、ディスクロージャーだ。2013年に1stアルバム『Settle』して以来、ヒット曲を連発し、一躍世界のトップアーティストの仲間入りを果たした。2015年にリリースした2ndアル...
この日、最大の話題はよくも悪くもベビー・メタルで、そのひとつ前に演奏するロバート・グラスパー・エクスペリメントはどんな雰囲気になるのか、興味を持った人も多いと思われる。 ヒップホップやR&Bを消化した現代のジャズとベビー・メタルでは水と油なのではないかと。ホワイトステージに着くと、ベビー・...
昼間のホワイトステージは快晴。日も射していて結構暑い。ホワイトには、ソイル・アンド・ピンプ・セッションズのファンに、ロバート・グラスパー待ちのファン、そしてベビーメタル待ちファン、あらゆるタイプのリスナーが集まっている。 「フジロック!カモン!メイク・サム・ノーーーイズ!!」 アジテーターであ...
昼過ぎのホワイトステージに登場するのは、サンフランシスコ出身のブラックメタル/シューゲイズバンド、デフヘヴン。ブラックメタルとシューゲイズという一見相反するようなジャンルを絶妙に融合したことで、高く評価されたバンドだ。大勢の観客(特にメンズ)が 集まったホワイトで、その独自の世界観をどのように響かせ...
グラストンベリーに出演し、プライマル・スクリームのUKツアーのサポートアクトを務め、サヴェージズとのUK/ERツアーを敢行。またアレキサンダー・マックイーンのAW16のキャンペーンに楽曲、モデルで起用されるバンドという情報だけでは、どこかスノビッシュかつスタイリッシュなバンド像しか思い浮かばないかも...
2日目、20:10からここホワイト・ステージにてポストロック界の最重要バンド・トータスの出番だ。グリーン・ステージの動線が相当混雑していて開始時間に間に合うか不安だったがなんとか開演前にたどり着いた。そこで見たものはトータスの観客の数だ。正直に言ってフジロックの客層はトータスといえどホワイト・ステー...
夕刻のホワイトステージに登場するのは、今年結成20周年を迎えたEgo-Wrappin’。20年という節目を迎えるところがフジロックと同じだ。2001年から数えて8回目のフジロック出演となるEgo-Wrappin’は、フジロックとともに歩んできたバンドと言ってもいいのかもしれない。ホワイトステージには...
終わりよければすべてよし。最後の「Same Ol'」が大盛り上がりだったのをみれば、その言葉を実感する。ホント、このバンドというかヴォーカルのケルビン・スワビーは盛り上げ上手だ。 16時30分、ほぼ定刻通りにメンバーが現れる。ステージ下手からギターのダン・テイラー、ドラムスのクリス・エリュ...
ニューアルバム『レインボー』にちなみ七色のカラフルなスーツに身を包んだメンバーが入念なサウンドチェクをする頃には、ぱつんぱつんになってきたホワイトステージ。なぜか浜野謙太(Vo、以下ハマケン)は外国人も多いオーディエンスを意識してか終始カタコトの英語でMCを続ける。「ウィ・アー・在日ファンク、アフタ...
実は今回観るアーティストの中でもっとも楽しみにしていたバンドのひとつが、フロントマンのマッティー・ヴァント(ルックスが少しだけワン・ダイレクションのハリー・スタイルズに似ている気がする)率いるイギリスのロックバンドのヴァントだ。先月のグラストにも出演し、確実にキャリアを積み上げていっている。初来日に...
“飛行場”を意味するユニット名通り、パイロットと操縦士のアーティスト写真通りのいでたち(コスプレ?)で、管制塔を模したセットをホワイトステージにぶっ立てたFLIGHT FACILITIES。離陸のアナウンスとともに登場(搭乗?)するという徹底ぶりだ。 去年リリースのヒットアルバム『ダウン・トゥ...
徐々に日が落ちてくるのに合わせるように天候も悪くなってきているホワイト・ステージ。いつ降ってもおかしくない雲がどんよりと佇む。この後はいよいよ日本での初ライブとなるバンドが控えてる。ラッドウィンプス野田洋次郎によるソロプロジェクト・イリオンの出番だ。これまで音源を世界で発売し、海外でライブを行ってき...
LAの新進気鋭ヒップホップ集団、オッドフューチャーのメンバーである、シド・ザ・キッド(ヴォーカル)とマット・オーシャンズ(プロデューサー/シンセサイザー)で構成されたメロウ・ソウル・ユニット、ジ・インターネット。今年1月の初単独公演を経て、満を持してのフジロック初参戦である。 西日が差し込むホ...
この日iTunesチャートをチェックしてみるとで新作『MINT CONDITION』とアルバム『THE BAY』の2枚がトップ10入りしているという事実。逆に2nd EP『LOVE & VICE』は購入済みということか。ちなみに上位はSKY-HIや乃木坂46、西野カナという布陣の中にあって、だ。痛快...
1日目のホワイトステージで2番手を務めたのは、今もっとも話題を集めているジャパニーズ・ヒップホップ界の寵児KOHH。6月にリリースしたばかり のニューアルバム『DIRT II』を引っさげて苗場に降臨した。ステージ前に集まるのは若い人が多く、外国人客もちらほら。昼間のホワイトにしてはかなりの人出で注目...